デイリーF1ニュース(2017年12月23日) メルセデスのボスが古巣ウィリアムズに助言
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- メルセデスのボスが古巣ウィリアムズに助言
- アビテブールはシロトキンのウィリアムズ入りを後押し
- ロウ「マッサは来季のドライバー候補だった」
それではご覧ください。
メルセデスのボスが古巣ウィリアムズに助言
メルセデスを率いるトト・ウォルフが、古巣であるウィリアムズのドライバー選考に関して助言しました。
2013年にメルセデスのマネージング・ディレクターに就任するまで、ウォルフはウィリアムズで常務取締役を務めていました。
「私が今日ウィリアムズにいたら……」とウォルフ。「大胆になって、次のスーパースターを育てるために、すでにチャンピオンシップを獲得したことがある素晴らしい才能を持つ若者たちの一人、ジョージ・ラッセルやランド・ノリスを乗せる。もしくはシャルル・ルクレール」
「しかし彼らには財務面での事情があるというので、適切な妥協点を見つける必要がある」
現在ウィリアムズのシートに一番近いのは、今年ルノーでテスト&サードドライバーを務めていたセルゲイ・シロトキンだと言われています。
シロトキンが未来のスーパースターになる可能性は無いのでしょうか?
次の項目では、今年シロトキンの上司だったシリル・アビテブールの証言から、シロトキンの才能を紐解きます。
Source: Formula 1: 'Sebastian’s emotion and anger just ran away with him’ | bbc.co.uom
アビテブールはシロトキンのウィリアムズ入りを後押し
「われわれは常にセルゲイから感銘を受けてきた」と語るのは、ルノーのマネージング・ディレクターである、シリル・アビテブールです。「ペースの面でも、忠義の面でも、集中力でも、仕事ぶりでも、F1でチャンスを与えられるに値する」
「F1マシンに乗ったとき、どのチームメイトに対してどれほど強いか言うのは難しい。しかし彼にはチャンスが与えられるべきだ」
「彼の技術的なフィードバックの正確さは、常に有用だった。私は非常に素晴らしいものだと思う。彼のF1マシンでの控えめな経験を考慮すればね。彼は本当にペースがあることを証明したし、車をとても良く理解していた」
今年型のウィリアムズのF1マシンに乗ったアブダビのテストでも、シロトキンはロバート・クビサ以上に印象的なパフォーマンスを見せたと言われています。
ロシアンマネーのイメージが強いので、お金だけのドライバーと見られがちですが、意外なポテンシャルを秘めているのかもしれません。
Source: Abiteboul backs Sirotkin for 2018 Williams seat | en.f1i.com
ロウ「マッサは来季のドライバー候補だった」
「2度目の」F1引退をしたフェリペ・マッサですが、ウィリアムズのパディ・ロウは、来季もマッサに走ってもらいたかったようです。
「ドライバーの選択は、非常に複雑なプロセスだ」とロウ。「われわれが考慮しているさまざまな要因が数多くある」
「フェリペはブラジルGP前に交渉を終わらせることを要求していた。だがわれわれはそれを叶えることができなかった」
「彼は現役だし、(来季のドライバーの)非常に強力な候補者ではあったが、その時点では決定できなかった。だからわれわれは彼がチームから離脱して、引退することに同意したんだ」
マッサとしては、交渉が長引いた挙句F1でのシートを確保できなかったとなると、来季は浪人生活になるかもしれず、早めに契約したかったのでしょう。
しかしウィリアムズ側からすると、できるだけ沢山のオファーの中からドライバーを選びたかったので、ブラジルGP前に決定することはできなかったのだと思います。
Source: Lowe explains why Massa decided to bow out | en.f1i.com
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