ヴォクシー80系の「煌」って? 装備の違いや口コミをまとめてみた
「ZS 煌」はルックス重視の特別仕様車
新型ヴォクシーが発売されてから10か月後に設定された「ZS 煌」は、インテリアやエクステリアのドレスアップを中心とした改良を加えたグレードです。
画像の出典: toyota.jp
目次
ベースグレード「ZS」との違い
「ZS」は高級仕様の「V」に、フロント大型エアロバンパーなどを装着したモデルです。
しかし「V」と比較すると……
- クルーズコントロールが無い
- 自動防眩インナーミラーが省かれている
- エアコンにナノイー機能がついていない
- スピーカーが4つしかない(「V」は6つ)
など、一部装備がグレードダウンされています。
「ZS」と「V」の価格はほぼ同じ約267万円なので、「ZS」はエアロパーツの分だけ快適装備を省かれているのでしょう。見た目を取るなら「ZS」、快適さ・利便性を取るなら「V」を選んだ方が良さそうです。
ZS 煌にもクルーズコントロールは付かない
残念ながら「V」の装備が「ZS 煌」に設定されることはありませんでした。なのでクルーズコントロールもありません。高速道路ではとても便利で快適な機能なので、オプション設定くらいはして欲しかったですね。
クルーズコントロール付きの80ヴォクシーが欲しいなら、ハイブリッドもしくはガソリンの「V」を購入するより他ありません。
ZSとの差額8万円分のメリットはあるのか?
最初に述べたように、「ZS 煌」で加えられるのはドレスアップパーツです。
トヨタの公式サイトを見ると、LEDヘッドランプや電動格納ドアミラーが「ZS 煌」にしかついていないかのように紹介されていますが、ほぼ全グレードに装着されている装備です。「ZS 煌」は、LEDクリアランスランプとドアミラーにメッキ処理が施されているだけで、機能的には他と変わりありません。
- フロントグリル
- バックドアガーニッシュ
- LEDクリアランスランプ
- ドアミラー
- アウトサイドドアハンドル
- インサイドドアハンドル
- マルチインフォメーションディスプレイフード
これら7箇所に施されたメッキやブラックメタリック塗装、シルバー加飾に、8万円を支払うのが高いと見るか安いと見るか。その判断が「ZS 煌」を買うか買わないかの分水嶺となります。
ZS 煌のドレスアップパーツに、8万円分の価値はあるか?
ネットでカスタムメッキの価格を調べると、「フロントグリルは5000円から」などと書かれていたりします。しかしヴォクシーのフロントグリルはサイズが大きいので、5000円で済むはずがありません。しかもメッキ加工代にくわえ、脱着工賃もかかります。
よって「ZS」を購入して上記パーツをメッキ加工するとしても、8万円以上は確実にかかると思われます。DIYでパーツを脱着するなら安く済むかもしれませんが、見た目が気に入ったのならば「ZS 煌」を買ってしまった方が確実です。
追記
コメントで「ZS 煌には両側パワースライドドアや6スピーカーなど、ドレスアップパーツ以外にもZSには無い装備が付いている」とのご指摘をいただきました。見落としがあったことをお詫び申し上げます。
結論としては変わりませんが、尚の事ZS 煌を選んだ方が得ということになりました。
ヴォクシー80 ZS 煌の口コミ
最後に口コミのまとめを。
- インテリア
- シンプルで良い。
- 車内は本当に広い。
- シートが選べないのが残念。シートカバーで対応してるけど。
- セカンドシートのロングスライドが便利。
- 質感は先代70と同じくらい。
- インテリアにすぐ傷がつくような材質を使わないで欲しかった。
- エクステリア
- 男ゴコロをくすぐる。
- 見た目が気に入ったからヴォクシーにした。
- 本当にかっこいい。純正ホイールもいい。
- LEDのアイラインがうまくマッチしている。
- どんなに注意しても洗車で塗装に細かいキズがついてしまう。
- 走り・使い勝手
- 流石に上背があるので風に煽られる。
- ECOモードはもっさり。
- ハンドルが軽くてスムーズなので運転しやすい。
- 同じエンジンなのに、先代70よりパワーがある。
- パドルシフトが無くなったのが残念。
- ヒルスタートアシストは便利。
- 乗り心地・静粛性
- 静かさは先代70から大きく向上した。
- ステップワゴンと比べて、ロードノイズが気にならない。
- 足回りが柔らかく感じるけど、同乗者は乗り心地に満足している。
- シートがちょっと固めなのが気になる。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。
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