ヒュンダイのAR(拡張現実)を駆使したマニュアルがスゴイ!
日本の自動車メーカーには、ARマニュアルの先を行ってほしい
自動車の電子化が進み、操作は複雑になるばかり。たくさんのボタンやスイッチを前にして、途方に暮れた経験が誰にも一度や二度はあるはずです。
そこで取扱説明書の出番となるわけですが、ページを埋め尽くす細々とした文字を一目見ただけで、読むことを諦めてしまった人も少なくないはず。図表で説明されていても実際の位置関係がわかりづらかったりして、読んでいるうちにイヤになってしまうんですよね。
Contents
ヒュンダイのARマニュアル
けれどそんな悩みも過去のものになりそうです。ヒュンダイが開発したARマニュアルなら、操作がわからない場所にスマホやタブレットのカメラを向けるだけで、説明を表示してくれます。
Hyundai Launches Augmented Reality Owner’s Manual App – carscoops
3Dトラッキングと拡張現実を利用したアプリで、車の部位を認識して説明を表示するようです。これだけで万事解決とはいきませんが、良いアイデアだと思います。
ARマニュアルの問題点
問題は、カメラで撮影しなければ説明を受けられないことです。つまり走行中に操作方法の説明を受けることはできません。
また、車内の1つのボタンに対して1つの操作だけが割り当てられているわけでありませんから、複雑な手順を踏む操作を説明することに関しては、紙の取説を読むのとさして変わらないでしょう。
ARマニュアルは目次や索引を引く手間を省き、位置を伝えることに優れた説明方法だと言えます。
車にこそ人工知能を
iPhoneのSiriみたいな人工知能に操作手順を尋ねたり、操作そのものを要求したりできれば、運転中でもスムーズに問題を解決できます。日本の自動車メーカーはヒュンダイの一歩先を行く説明方法や操作方法として、人工知能を活用するのはどうでしょうか。