新型メガーヌRSは300psオーバー…だけどFFのまま!?
高級ホットハッチ戦線のパワー競争が熾烈を極めています。Auto EXPRESSがルノーのインサイダーから仕入れた情報によると、次期メガーヌ・ルノースポール(以下、メガーヌRS)は300psオーバーが確実なようです。
トップ画像の出典: Milos Dvorak via autoexpress.co.uk
目次
新型メガーヌ・ルノースポールの概要
まず、新型メガーヌRSは、5ドアハッチバックのみになる予定です。おそらくコストダウンのためと思われます。とはいえライバルと目されるフォーカスRSも5ドアのみですから、最速ホットハッチの座を争う上でのハンデとはならないでしょう。
価格は£30,000程度と予想されています。£1=¥135換算でも405万円と、400万円の大台を超えてしまいます。これならWRX STIあたりを買った方がいいような気がしてきますね。ホットハッチの価格高騰はいつまで続くのでしょうか。
エンジンは2.0Lターボで、300psオーバーとなります。ギアボックスについては「たぶん」マニュアルがメインになるとのことですが、日本やオーストラリアではクリオRS(日本名ルーテシアRS)のEDC※1が好評のようで、そちらもオプションで用意されそうです。
※1 エフィシェント・デュアル・クラッチの略。ルノーにおけるデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)の名称。
駆動方式はFF? 4WD?
フォーカスRSが4WDになったので、メガーヌRSもそれに続くと見られていたのですが、ルノー・スポールのボスであるパトリス・ラッティ氏は、次もFFのままだとを示唆しています。
ラッティ氏はニュルブルクリンクにおけるFF車のラップタイムレコードを、VW・ゴルフGTiクラブスポーツに更新されたのを根に持っているようです。
「(現行)メガーヌRSも、コーナーではゴルフより速いんだ。しかし直線ではもっとパワーが必要だよ。次のメガーヌではラップタイムレコードを更新し、なおかつレコードホルダーの座を失わないようにしなければ」と、ラッティ氏は語っています。
4輪操舵が採用される?
4WDのメガーヌRSが実現する可能性は、どうやらかなり低そうです。しかし4輪操舵は採用されるかもしれません。
実は新型メガーヌGTに搭載されている4輪操舵システムは、ルノー・スポールの知見を用いて開発されたものなのだそうです。
この4輪操舵システムは、低速域では後輪が前輪と逆を向くことで操舵性を増し、高速域では後輪が前輪と同じ方向に向くことで安定性を高める働きがあります。
新型メガーヌRSの発売時期
発売は2018年になりそうです。新型メガーヌRSは、スタンダードモデルと同時に開発されているそうで、比較的早い登場になると思われます。
新型のスタンダード・メガーヌには、ハイブリッドモデルを追加する計画があるそうです。メガーヌRSがプリウスみたいにE-Four(e-4WD)になったら、面白そうなんですけどね。
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