新型スープラはV6ツインターボ!? トヨタが鋭意開発中
BMWとの共同開発ということで、直列6気筒が搭載されると推測されていた次期スープラですが、どうやらV6ツインターボになりそうです。
トップ画像の出典: netcarshow.com
噂の出処
ニューモデルマガジンXが噂の出処のようです。その情報を海外サイトが、伝聞の形で伝えています。
情報源はトヨタのインサイダーのようです。
V6ツインターボの概要
開発中の3.0L V6ツインターボは、社内コードでは943Fと呼ばれています。Car Keysというイギリスのサイトによると、パワーは405ps、トルクは440Nm(44.9kgf・m)だそうです。
事実だとすれば、パワー・トルクの数値がちょっと物足りないですね。
インフィニティQ50 Red Sport 400に搭載されるVR30は、943Fと同じく3.0L V6ツインターボですが、パワーは405psと同等ながらも、トルクが475Nm(48.4kgf・m)と、943Fを上回っています。燃費重視のエンジンというわけでもなく、しかも後発だというのに、スペックで負けていては話になりません。
ちなみに943Fは、次期レクサスGSやLSにも使われるそうです。
GT-Rに対抗!?
次期スープラが4WDになるとの情報もあります。BMW “Z5″(Z4後継)にも4WD仕様が用意されると言われていますから、まず間違いないでしょう。
しかし新型スープラがV6ツインターボを搭載するということから、日産GT-Rと同等のパフォーマンスを有するのではないかとの観測まで広がっています。
「V6ツインターボで4WDだから」というのがその根拠のようですが、いくらなんでも単純すぎるでしょう。上述のエンジンスペックから言っても、GT-Rの対抗馬となるだけの実力はありません。
新型スープラがハイブリッドだとしても同じことです。ハイブリッドは回生ブレーキでエネルギーを回収しているだけなので、エンジンが生み出した以上のものを利用できるわけではありません。よって新型スープラが、GT-Rより速いということはないでしょう。
新型スープラのお値段
そうなると、気になるのが価格です。「レクサス」ならともかく、「トヨタ」の車として売るわけですから、GT-R以下の速さでありながら、GT-R以上の価格をつけるとは思えません。そんな値付けでは大して売れないでしょうし。
だとすると新型スープラの価格は、「GT-R以下86以上」のレンジに収まることになります。つまり325〜996万円の間です。ちなみに旧スープラの価格は、306〜470万円でした。
スポーツカーやハイパフォーマンスカーと呼ばれるカテゴリーの車は、ここ20年ほどで価格が約2倍になっています。ポルシェはエントリーグレードの価格こそ変わらないものの、トップレンジモデルの価格はやはり2倍です。
これらを考慮すると新型スープラの価格帯は、600〜800万円くらいになるのではないでしょうか。
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