デイリーF1ニュース(2017年4月15日号) ベッテル、突然のストップ 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ベッテルのマシン、FP2で突如シャットダウン
- ハミルトン、フェラーリとの厳しい戦いを予想
- リカルド「これ以上ペースは上がらない」
- ホーナー「Tウイングは禁止すべき」
それではご覧ください。
ベッテルのマシン、FP2で突如シャットダウン
「何らかの不具合が突然起きて、すべての表示が消えてしまった」とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は語りました。しかしFP2の途中で起こったその不具合から、彼はすぐに回復しています。
「最終的には回復して、FP2の終わりまでに何周かできたのは幸運だったよ」
フェラーリ・チームはセッション中にベッテルをピットに戻して調査したものの、結局原因が何なのかは特定できませんでした。
ベッテルのチームメイトであるキミ・ライコネン(フェラーリ)にも、FP1でトラブルが発生。フライング・フィンのSF-70Hは、白煙を上げてコースサイドに止まってしまいました。
ベッテルは2度のフリー走行でトップタイムを記録しましたが、フェラーリ勢としては信頼性に不安を抱える結果に。
メルセデスとの直接対決が期待されるだけに、トラブルが水を差すことだけは避けてもらいたいものです。
Source: Vettel: 'All of a sudden, everything went dark’ | en.f1i.com
ハミルトン、フェラーリとの厳しい戦いを予想
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、FP2で5番手タイムに終わりました。
「いたって普通の金曜日でした」とハミルトン。「(フリー走行の)序盤は信じられないくらい暑く、体力的にもタイヤを機能させるにも、非常にタフなコンディションでした」
午前中のフリー走行1では、どのドライバーも無線でグリップの不足を訴えていました。メルセデスも例外ではなかったようですね。
「それをやり過ごしと、午後には涼しくなったので、予選と決勝がどのようになるかを、より良く表現できました」
「FP2で僕たちの車がどのあたりにいるかについて、さらに理解を深められました。フェラーリが最速で、僕たちはとても接近している」
「レースではフェラーリの方がコンマ数秒速いと思います。明日(予選)と日曜日のレースでは、とても厳しい戦いになるでしょう。僕たちはそのギャップを縮めるために、ハードワークするつもりです」
Source: Hamilton sees 'big battle’ brewing for quali with faster Ferrari | en.f1i.com
リカルド「これ以上ペースは上がらない」
ダニエル・リカルド(レッドブル)は、FP2を3番手タイムで終えました。
メルセデスとフェラーリの間に食い込む好結果ですが、予選へ向けての彼の予想は悲観的です。
「現時点では良さそうに見えますが、1週間前との比較は無意味です。だから判断を保留することになります」とリカルド。
タイムだけ見ればベッテルに肉迫しており、ポールポジションを狙える位置ですが、彼はフェラーリやメルセデスが、まだ爪を隠していると見ているようです。
「実際、腹が立ちました。だって本来ならポールポジションにかなり近づいているわけですから。いい1日でした。(しかし)燃料が軽い状態での走りに関しては、まったくわかりません」
ロングランではもう少しペースが良いだろうと予想するリカルドですが、予選では苦戦すると考えているのでしょう。
メルセデスやフェラーリと比較してレッドブルが遅れているのは、ルノー製のパワーユニットのせいだけでなく、エアロダイナミクスにも問題があるようです。
空力の鬼才、エイドリアン・ニューウェイの神通力も、ついに切れたのかと噂されています。
しかしニューウェイが作る車は、昔から「アタリ」と「ハズレ」の差が激しかったので、今年はハズレだったというだけの話でしょう。
空力にこだわるあまり、やりすぎてしまうのが彼の悪いクセなのです。
Source: Ricciardo not getting carried away with FP2 pace | en.f1i.com
ホーナー「Tウイングは禁止すべき」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏は、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のTウイング脱落事故を受け、その廃止を訴えています。
ボッタスのマシンから脱落したTウイングは、マックス・フェルスタッペンのマシンのアンダーフロアを傷つけてしまい、フェルスタッペンはピットで長い時間を過ごすことを余儀なくされました。
「正直言って、フロアにこれほどのダメージを与えたことに驚いているよ」とフェルスタッペン。「チームはフロア交換を素早く終え、トラックに出る前に車をチェックするという素晴らしい仕事をしてくれたけどね」
「安全性とコストの理由から、Tウイングは禁止すべきだと思う」とホーナー氏。レッドブルの損害額は、5万ポンド相当だったそうです。
意図せず加害者となってしまったメルセデスのテクニカル・ディレクター、ジェームズ・アリソン氏は、ボッタス車のTウイングが脱落した理由について「製造上の欠陥」だと考えているようです。
Source: Mercedes’ T-wing did ‘£50,000-worth of damage’ to Verstappen’s Red Bull | f1fanatic.co.uk
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年4月14日号)| 車知楽
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デイリーF1ニュース(2017年4月16日号)| 車知楽
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