デイリーF1ニュース(2017年4月16日号) ボッタス、会心のポールポジション! 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ボッタス、会心のポールポジション!
- フェラーリ、PUのいくつかの部品を交換
- ホンダ「MGU-Hのトラブルは原因不明」
- ウェーレイン「最高のカムバックになった!」
それではご覧ください。
ボッタス、会心のポールポジション!
バルテリ・ボッタス(メルセデス)が、バーレーンGPで彼自身初となるポールポジションを獲得しました。
「私は本当に幸せです」と、ボッタスは予選後に語りました。「これは私のキャリアで最初のポールとなります。今はF1で5年目のシーズンです。何年もかかってしまいましたが、それでも獲得できましたし、数多くの中の1つとなることを望みます」
「すべてを正しく行うのが簡単なトラックではありません。とてもテクニカルです。ブレーキングポイントやコーナーへのターンインで、非常に難しい点がいくつかあります。でもタイヤをロックアップさせたり、コーナーのエイペックスをわずかに逃したりするのは簡単です」
「涼しい条件でラップタイムを大幅に上げることができました。うまくいけば、それは私たちを助けてくれます」
タイヤの保ちではフェラーリ有利と言われていますが、ホールショットを決めることができれば、ボッタスはバーレーンGPで初優勝までも達成できるかもしれません。
少なくとも、彼は優勝にもっとも近いポジションからスタートするのですから。
もっとも、最大のライバルであるチームメイトが、2番グリッドに控えていますが。
Source: Bottas thrilled with maiden pole in F1 | en.f1i.com
フェラーリ、PUのいくつかの部品を交換
フェラーリはセバスチャン・ベッテルのパワーユニット(PU)を構成する、いくつかのコンポーネントを交換しました。
FP2中に突如としてシャットダウンした問題を解決するためです。
また、キミ・ライコネンのマシンに起きた問題を解決するためにも、フェラーリはコンポーネントの交換を強いられました。
フェラーリはベッテルが3番グリッドを確保したものの、ライコネンは5番グリッドからのスタートとなってしまいました。
フリー走行でのトラブルでセットアップをまとめきれなかったためだと思われますが、問題はバーレーンGPだけに留まりません。
PUには年間使用基数の制限があるからです。
PUの年間使用基数制限は、正確にはPUを構成する各コンポーネントごとに設定されています。
ICE(エンジン)、ターボチャージャー、エナジーストア(ES。バッテリーのこと)、コントロールエレクトロニクス(CE)、MGU-K、MGU-Hのそれぞれを、2017年は年間4基で乗り切らなければなりません。
フェラーリはシーズンインしてからというもの、ライコネンがすでにICE・ターボ・MGU-Hを交換しており、ベッテルもターボ・MGU-H・ESを交換しています。
つまりフェラーリは、上記のコンポーネントに関して新品が2つしか残っていないわけです。序盤に発生した信頼性の問題が、シーズンが進むにつれ、ボディブローのように効いてくる可能性があります。
Source: Ferrari eating up its power units | f1technical.net
ホンダ「MGU-Hのトラブルは原因不明」
バーレーンGP予選ではフェルナンド・アロンソがQ2に進出したものの、MGU-HのトラブルでQ2を走れなかったマクラーレン・ホンダ。
トラブルの原因について長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)氏は、困難な状況に陥っていることを認めています。
「残念なことに、今日午後の予選ではMGU-Hに問題が発覚し、フェルナンドのQ2セッションを途中で止めなければなりませんでした」と長谷川氏。
彼は後に、トラブルがベアリングと関連していることを認めました。
今週末だけで、ホンダPUには3度もMGU-H関連のトラブルが発生しています。
原因としては気温の高さが有力視されていますが、正確な原因は不明のままです。
当然ながら、アロンソは不満顔です。「残念ながら、Q2のラップタイムは良かったよ」と、皮肉交じりのコメントを残しています。
Source: Honda struggling with repeated MGU-H failures | f1technical.net
ウェーレイン「最高のカムバックになった!」
久方ぶりのF1ドライブとなったパスカル・ウェーレイン(ザウバー)ですが、予選では13番グリッドを獲得。シーズンオフの怪我からの完全回復をアピールしました。
ちなみにチームメイトのマーカス・エリクソンは19番手タイムに終わっています。
「最高のカムバックになりました! そのことが本当にハッピーです!」と、ウェーレインは喜びを爆発させました。「昨日から私たちはセットアップの面で、正しい方向に正しいステップを踏めました。1周ごとに自信を増していきましたし、結果には満足しています」
ウェーレインはまだ背中に痛みを抱えているようですが、レース距離を走りきることは可能だと胸を張ります。
「痛みは感じますが、車内ではそれほど気になりません。レースでも大丈夫だと思いますよ。暑いですが、それは誰にとっても同じですしね」
Source: Wehrlein bounces back with impressive P13 quali | en.f1i.com
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デイリーF1ニュース(2017年4月15日号)| 車知楽
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