デイリーF1ニュース(2018年1月14日) アンドレッティ、シュタイナーに反論
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アンドレッティ、シュタイナーに反論
- ホーナー「2019年のエンジンには選択肢がある」
- デビッド・リチャーズ、英国GP喪失を懸念
それではご覧ください。
アンドレッティとロッシ、シュタイナーに反論
昨日のデイリーF1ニュースで、ハースF1チームのボスであるギュンター・シュタイナーの、「アメリカ人ドライバーはF1に出る準備ができていない」という意見をお伝えしましたが、これに対してアメリカン・モータースポーツのレジェンドであり、F1ワールドチャンピオンでもあるマリオ・アンドレッティが「間違っているし傲慢だ!」と、ツイッター上で反論しました。
また、元F1ドライバーのアレキサンダー・ロッシも「ジャンボジェットサイズのブリンカー(競走馬の視界を遮る用具)を付けてる」と、やはりツイッター上で反論しました。
また、グレアム・レイホールなどもシュタイナーに対する反論に加わっており、本来ならばアメリカのモータースポーツシーンを味方につけなければならないハースF1チーム(アメリカ人がオーナー)が、逆に吊し上げを食らって「炎上」するという、望ましくない展開になってしまいました。
Source: Kubica 'to be signed up as Williams reserve driver’ | f1fanatic.co.uk
ホーナー「2019年のエンジンには選択肢がある」
トロロッソ・ホンダが誕生したことから、2019年からはルノーに替わってホンダエンジンを搭載するのではないかと見られていたレッドブルですが、ホンダエンジンが改善されなかった場合のオプションも用意されているようです。
「私が素晴らしいと思うのは、われわれにとってこれまでになかった状況で『選択肢』があることだ」と語るのは、レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーです。「われわれはこれらのオプション(選択肢)を評価し、来年度の情報に基づいた最善の決断ができるようにトライする」
ホーナーはトロロッソ・ホンダの進捗状況を見ながら、2019年のエンジンをどうするか決めるとしています。
「トロロッソにとっては大きな取引になる。ホンダはF1の偉大なレガシーだ。彼らは欲求と野心を持っている。姉妹チームとして、今年上半期の進捗状況を興味深く見つめていくよ」
今年の上半期はホンダにとって、最高のシャシーを持つレッドブルにホンダエンジンを搭載してもらえるかどうかの正念場となりそうです。
Source: Horner sure Red Bull will have engine options after 2018 | racer.com
デビッド・リチャーズ、英国GP喪失を懸念
プロドライブの創業者でチェアマンでもあるデビッド・リチャーズが、2020年以降の開催が危ぶまれているイギリスGPについてコメントしました。
「イギリスのモータースポーツがF1世界選手権のラウンドを持たないということは、重大な脅威であるのは明らかだ」とリチャーズ。「イギリスGPは1950年に選手権が始まって以来、F1のカレンダーに載っている」
イギリスGPを愛しているのはイギリス人だけではありません。
F1ファンに対する最近の調査では、ファンが見たいと思う象徴的なグランプリのトップ4に入っていました。
「(イギリスGPは)毎年イギリス経済に5,000万ポンド以上の寄与をしている。昨年は(イギリス国内で)450万人近い視聴者がイギリスGPを見ていた」
リチャーズはMSA(Motor Sport Association)を通じてサポートしていくとコメントしましたが、具体的にどのように支援するかについては言及を避けています。
イギリスGPの開催が困難になっているのは、年々高騰していく開催権料のせいなので、自治体や政府が支援に乗り出さないかぎりは難しいでしょう。
F1側が開催権料の減額に応じることはまず無いので。
Source: Loss of British GP would be 'significant threat’ to UK motorsport | en.f1i.com
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。