デイリーF1ニュース(2018年1月11日) クビサが選ばれない理由は「タイヤの使い方」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- クビサが選ばれない理由は「タイヤの使い方」
- コペンハーゲンGPが2020年に実現か
- クビアト、フェラーリの開発ドライバーに
それではご覧ください。
クビサが選ばれない理由は「タイヤの使い方」
ウィリアムズのシート争いにおいて、ロバート・クビサがセルゲイ・シロトキンにリードを許しているのは、これまでクビサに保険契約上の問題があるからだと言われてきました。
ラリー中の事故で「レースに復帰できないほどの重傷を負った」と見なされたために支払われた保険金を、レースに復帰するならば返金しなければならないのではないか、と。
しかしここに来て、クビサが昨年11月末のアブダビテストでタイヤを上手く使いこなせなかったという話が出てきました。
この話の発信源は、F1レポーターのアンドリュー・ベンソンです。
彼によるとクビサは「タイヤを試した全て走行で満足のいくパフォーマンスの改善ができず」「ピレリの新しいタイヤに適応できずに問題を抱えていた」のだとか。
一方、シロトキンはルノーのテストドライバーとして、これまでもピレリタイヤを使ってきましたから、スムーズに適応できたようです。
ベンソンは「シロトキンの持ち込む1500万ユーロも大きな要素」だというものの、クビサのパフォーマンス不足が最大の原因だとしています。
もしシロトキンに正式決定すれば、両方のドライバーが巨額のマネーを持ち込むということで、「ウィリアムズ史上最悪のドライバーラインナップ」と呼ぶ声もあるそうですが、果たしてどうなるでしょうか。
Source: Kubica’s tyre struggles behind Williams decision to choose Sirotkin | en.f1i.com
コペンハーゲンGPが2020年に実現か
F1のチェース・キャリー会長は、水曜日にコペンハーゲンを訪問し、市長と会談しました。
「デンマークでの潜在的なレースの機会を探ることに興奮している」とキャリー。「コペンハーゲンは、私たちが素晴らしいプラットフォームを提供できると考えるロケーションのタイプを代表していると思う」
チケット販売など観客から得られる収益の合計は10〜20億デンマーククローネ(約180〜360億円)に上ると、主催者側は予想しているようです。
コペンハーゲンはたしかに最高のロケーションです。
多くの川と橋に彩られた町並みは美しいですし、北欧でのF1は現在開催されていませんから、新規の開催地としては絶好の場所といえます。
しかしデンマークは自転車大国なんですよね。
市民の賛同を得られるかどうかが焦点となるでしょう。
Source: Copenhagen steers towards Formula One race in 2020 | uk.reuters.com
クビアト、フェラーリの開発ドライバーに
2017年のシーズン途中でトロロッソから放出されたダニール・クビアトが、フェラーリの開発ドライバーに就任しました。
とはいえ実際にサーキットを走行してのテストは、走行距離を厳しく制限されていますから、クビアトの仕事は専らシミュレーターを用いて行われることになりそうです。
クビアトはまだ23歳なのに、開発ドライバーという役割だけなのはもったいないですよね。
並行してどこかのレースシリーズに参戦できればよいのですが。
Source: Kvyat joins Ferrari | pitpass.com
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。