デイリーF1ニュース（2018年1月9日） ウェバー「アロンソのル・マン挑戦は間違い」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ウェバー「アロンソのル・マン挑戦は間違い」
- アビテブール「パーマー君とはズッ友だよ！」
- メルセデス、2018年のエンジンは完全な新型に
それではご覧ください。
ウェバー「アロンソのル・マン挑戦は間違い」
フェルナンド・アロンソの友人である元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、アロンソのル・マン挑戦が間違った判断だと考えているようです。
「間違いだ。2つはまったく異なるのだから」とウェバー。「どちらもかなりの量の精神的エネルギーを消耗するがね」
「F1をしていたら、目移りしている余裕はない。私はル・マンで数シーズンレースしたから、言わせてもらう。もし私がフェルナンドだったら、ル・マンに参戦しないだろう」
「彼はル・マンに最適化し、3週間前からのめり込んでそれに集中して、1年の残りのことを忘れるか、でなければ怪我をするリスクかのどちらかを選ぶことになる」
F1と掛け持ちでル・マン24時間レースを制したニコ・ヒュルケンベルグに関しては、「彼（ニコ）はトップチーム（ポルシェ）に居たために、多くのことを単純化できた。F1のトップと2位チームとの差であり、圧力が異なる」と語っています。
今年のル・マンのLMP1クラスに参戦する自動車メーカーは、アロンソが乗るトヨタだけなのですが……ウェバーはプライベーターがトヨタ以上に速いとでも考えているのでしょうか？
Source: Webber sees Alonso racing at Le Mans as 'a mistake’ | en.f1i.com
アビテブール「パーマー君とはズッ友だよ！」
ルノーからシーズン途中に放出されたジョリオン・パーマーですが、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、パーマーのことを「ルノー・ファミリー」の一員だと考えているようです。
「ジョー（ジョリオン・パーマーのこと）と彼の家族は、彼らの未来と次のステップを、より完全にコントロールしていると言ってよいと思う」とアビテブール。
「詳細は言えないが、われわれはオプション（選択肢）を検討しようとしていた。しかしジョナサン（ジョリオンの父で元F1ドライバーのジョナサン・パーマー）やジョーが、われわれの関係が非常に有益であったという事実に挑戦するとは思っていない」
「ルノーはモータースポーツの大家族で、数多くの活動を行っているから、誰もが未来を掴むことができる」
「ジョーを助けるためにできることはなんでもする。私は彼が本当に世界クラスのチャンピオンシップに値すると思うからだ」
だったらF1に残留させてあげればよかったのに……と思いますが、アビテブールの一存では決められないことも多いのでしょうね。
実際、昨年のモナコGPの頃には、パーマーがルノーからシーズン中に放出されるという噂が流れていました。
その際にもアビテブールは「ジョーはシーズンの最後まで走る」と言い切っていたので、パーマーの早期放出はアビテブールの本意ではなかったのかもしれません。
Source: Abiteboul still hoping to keep Palmer in the 'Renault family’ | en.f1i.com
メルセデス、2018年のエンジンは完全な新型に
2014年にハイブリッド・パワートレインが導入されて以降、4連覇しているメルセデスですが、慢心や油断はありません。
2018年には「まったく新しい」エンジンを導入し、他メーカーとの差をさらに広げようとしています。
「シーズンを通じていくつかのフェーズアップが行われており、パワーを向上させるアイデアもあって、エンジンのパワーも示されました」と語るのは、メルセデスのエンジン開発のボスであるアンディ・コーウェルです。
「私たちはパワーユニットのほぼ全ての領域で摩擦を減らすためのアイデアや、電気システムの損失を減らすアイデアを持っています」
「燃焼の進歩、摩擦の低減、信頼性の面で苦労している分野の新しいマテリアルなど、基本的な知識の面で大きなものもあります」
新しいアイデアの投入で得られるタイムは0.5秒だとコーウェルは語っています。
F1の世界で0.5秒というのは、とてつもなく大きな差です。
今年はメルセデスが圧勝してしまうかもしれません。
Source: Mercedes’ 2018 F1 engine will be “pretty much all new" | motorsport.com
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