デイリーF1ニュース(2018年1月7日) マッサ「2018年のマシンはアグレッシブ」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マッサ「2018年のマシンはアグレッシブ」
- ロス・ブラウン「独立サプライヤーも参入可能であるべき」
- ホーナー「少なくとも2回のピットストップを」
それではご覧ください。
マッサ「2018年のマシンはアグレッシブ
今年かぎりでF1から引退したフェリペ・マッサですが、開発中のウィリアムズのニューマシンを見たことがあるのだそうです。
「風洞で開発中のマシンを見た」とマッサ。「とても多くの興味深い変更が見られたよ」
「車はかなりアグレッシブになったように見える。見た目が大きく違うので、多分彼らが改善したのだと信じているんだ」
2018年型のウィリアムズのマシンは、去年メルセデスから移籍してきた最高技術責任者(CTO)のパディ・ロウが、ウィリアムズで初めて手がけたマシンとなります。
なのでマシンのコンセプトがガラリと変わっていても、何ら不思議ではありません。
F1マシンのデザインはその前の年のシーズン中、早ければ夏の終わりには始まるものなので、シーズンの初っ端に移籍してきても、できることは対処療法のみです。
昨シーズンはコースによって極端にパフォーマンスが上下していたウィリアムズのマシンですが、今季は果たしてどうなるでしょうか。
パディ・ロウのお手並み拝見といったところですね。
Source: Massa: Williams’ 2018 car 'a lot more aggressive’ | en.f1i.com
ロス・ブラウン「独立サプライヤーも参入可能であるべき」
2021年からの新エンジンルールは、フェラーリ、メルセデス、ルノーの3メーカーから批判されていますが、ルールを策定した当の本人であるロス・ブラウンは自信を持っています。
「2021年のエンジンは安価で経済的、そしてより多くの音を発生させる必要がある」とブラウン。「独立したエンジンサプライヤーが、マニュファクチャラーとして参戦できるようなルールでなければならない」
「われわれは独立したエンジンサプライヤーを得られるとは言うつもりはないが、独立したエンジンサプライヤーが参加できるような技術仕様でなければならない。」
「これは本当に重要なバロメーターだと思う。なぜならそれを達成すれば、エンジンを技術的にも経済的にも適切な場所にポジショニングできるからだ」
「今日、エンジンは1億ポンド(約153億円)だ。その金額は購入費用だけで、開発や設計など他の作業は含まれていない」
「いくらなんでもこれは高すぎる。より経済的にするためには、そのコストを削減する必要がある」
そこそこの規模の自動車メーカー(たとえばアストンマーチン。2017年の収益は8.4億ポンドだった)や、独立したエンジンサプライヤー(コスワースなど)が参入できるようになるのは素晴らしいことですが、果たしてそれがF1なのかという疑問は生じます。
世界最高の技術で争うからこそF1を見ているというファンも、大勢いるはずですからね。
Source: Extended Ross Brawn interview | skysports.com
ホーナー「少なくとも2回のピットストップを」
今季から全体的に柔らかくなると言われているピレリタイヤに、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは期待しているようです。
「両ドライバーは、導入された最も柔らかいタイヤ(ハイパーソフトのこと)を好んだ」とホーナー。「肯定的に受け入れられたと見ているが、私は彼らが頭を整理するためのちょっとした作業を、まだしていると思う」
「われわれがアビダビで見た光景は、F1にとって最高の広告ではなかった。トラック自体にもいくつか問題があったかもしれないが、ワンストップレースは確かに役に立たない」
「距離に対してタイヤが柔らかくなると、レースは良くなるしかないと思う。そして最悪のシナリオであるワンストップレースが少なくなる」
「ピレリができるようにすべきことは、少なくとも2回、場合によっては3回のピットストップでエキサイティングなレースを行うために、各イベントに適したタイヤを選ぶことだ」
ただでさえオーバーテイクが難しい今のF1で、ピットストップが1回きりだと、順位を入れ替えるチャンスはほぼ無くなってしまいます。
F1を盛り上げるためには、マルチストップは必須と言えるでしょう。
Source: Horner sees new Pirelli range as harbinger of 'better racing’ | en.f1i.com
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