デイリーF1ニュース(2018年3月2日) バルセロナテスト4日目の結果

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ケビン・マグヌッセン(ハース)

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • バルセロナテスト4日目の結果
  • マクラーレン、排気トラブルの原因は「£2のボルト」
  • フェルスタッペン、スピンを喫するも「車には満足」

それではご覧ください。


バルセロナテスト4日目の結果

バルセロナテスト4日目の結果
テスト4日間の合計周回数
順位 チーム 周回数
1 トロロッソ 324
2 メルセデス 306
3 フェラーリ 298
4 ウィリアムズ 276
5 ザウバー 283
6 ルノー 273
7 マクラーレン 252
8 レッドブル 209
9 ハース 187
10 Fインディア 166

4日間に渡る最初のテストが終了しました。
次のテストは同じくバルセロナ・カタロニアサーキットで、来週火曜日(3月6日)から4日間の日程で行われます。

トップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)がミディアムタイヤで記録。

4日目のリザルトを見ると、マクラーレンがタイム・周回数ともに健闘しているように見えますが、ストフェル・バンドーンの2番手タイムは、全車の中で唯一ハイパーソフトタイヤで記録したものです。
なので速さの指標にはなりません。

ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ルノー)

この4日間のテストでハイパーソフトタイヤを履いたのはマクラーレンだけなのですが、その理由についてエリック・ブーリエSky Sportsに対し、「寒すぎるときに機能する唯一のタイヤ」「みんな色々試したが、あるチーム(メルセデス)はミディアムが機能していた」と答えているのですが、4日目の午後は気温が上がり、路面温度は20℃を超えていたので、寒すぎるということはなかったと思います。

マクラーレンはスポンサーへのアピールのために、ハイパーソフトでタイムを出しに行ったのではないか? というのが大方の予想です。
しかも10周程度しか連続周回せず、ピットに戻るとブロワーで排気周りを冷やすということをやっていました。
マクラーレンはロングランができないために、一発のタイムを出す予選シミュレーションを先にやっていたのかもしれません。

トロロッソは朝のウェットコンディションにおいて、インターミディエイトタイヤを履いて最速タイムを叩き出すなどスピードを見せました。

ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)

テクニカル・ディレクターのジェームズ・キーによると、午後は基本的なセットアップを組み上げることに終始したようで、タイムの更新こそ無かったものの、147周という周回をノントラブルで行うことに成功。
4日間トータルの周回数でもトップとなっています。
ホンダとしても最高のテストになったのではないでしょうか。

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マクラーレン、排気トラブルの原因は「£2のボルト」

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)

マクラーレンエリック・ブーリエは、火曜日にMCL33の車体後部を焼いた排気トラブルの原因が「たった£2のボルト」であることを明らかにしました。

「ばかげたボルトが排気の中で壊れてしまった」とブーリエ。「£2の問題で、多くの走行時間を失ってしまった」

「車の後部全てが燃えてしまったので、それら全てをリビルトしなければならなかった」

「デザイン修正のコストは大してかからなかった。失われた走行時間の方が大きい。見てわかるようにデザインは同じで、車はまだ走っている」

ブーリエはデザインが同じだと言っていますが、4日目のパドックに現れたMCL33の車体後部には、小さな穴が開けられていました。
そしてカウルはまたもや焦げていたのです。

Source: ‘Stupid £2 bolt’ blamed for McLaren’s Tuesday test delay | racefans.net

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フェルスタッペン、スピンを喫するも「車には満足」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

レッドブルマックス・フェルスタッペンは、テスト4日目終了まで残り2時間というところでスピン。
グラベルにはまり、赤旗の原因を作ってしまいました。
彼はコースに戻ることなく、そのままテストを終えています。

「(グラベルに入ったあと)リバースギアに入れようとしたけど、ギアがスタックした」とフェルスタッペンはギアボックスにトラブルがあったことを示唆しました。「そうなった原因を見つけなければならない」

とはいえフェルスタッペンは、車の出来には満足しているようです。

「僕はまだ心配してないよ。メルセデスとフェラーリは、どっちにしろ強くなるだろうけど」

「すべてが上手くいっているように見える。車にはこれまでのところとても満足している。テスト2週目になると、もう少し(パフォーマンスを)見せてくれるかもしれない」

ちなみに午前中にほとんど走行しなかったのは、濡れているときに走る意味が無かったからなのだそうです。
トラブルかと思いきや、問題は無かったみたいですね。

Source : Upbeat Verstappen shrugs off final day spin | en.f1i.com

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