マツダがロードスターのパワーアップを計画中!?
マツダがロードスターのパワーアップを計画しているようです。
といっても米国仕様のMX-5に搭載されている2.0リッターエンジンの話なのですが、日本仕様のロードスターRFも同じエンジンなので、もしかすると日本のロードスターもパワーアップするかもしれません。
今回はマツダ・ロードスターのパワーアップについてお伝えします。
ロードスターのパワーアップについて
米国仕様MX-5のエンジンがパワーアップするのは、MY2019(2018年下半期〜2019年上半期販売モデル)からだそうです。
マツダが2月27日にNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)に提出した書類には、たしかに「181hp」(仏馬力表示だと184ps)と書かれています。
現在のMX-5に搭載されている2.0リッターエンジンは158psですから、26psもの大幅なパワーアップです。
しかしこの書類には、ターボやスーパーチャージャーなどが追加されるという記述はありません。
マツダは以前から、NDロードスターに過給器を追加する予定は無いとコメントしています。
実際に過給器チューンをした場合には、トランスミッションやホイールベアリングなど、ドライブトレイン全体を強化しなければならず、コストの面で現実的ではありませんし、ロードスターの軽さも失われてしまいます。
また、エンジンの型式名も「PE」と書かれているので、引き続きPE型のSKYACTIV-G 2.0が搭載されるのは間違いありません。
しかしMX-5のパワーアップについて最初に報じたroadandtrack.comは、自然吸気エンジンのまま17%もパワーアップできるのか懐疑的です。
パワーアップの方法
自然吸気エンジンをパワーアップする手段は非常に限られています。
しかも改造を施しても、大幅なパワーアップは望めないのです。
吸排気とECUの変更
いわゆる「ライトチューン」と呼ばれるチューニングメニューが、吸排気系の変更とECUのリセッティングとなります。
これらのチューニングは比較的安価にできるものの、MX-5のアフターマーケット・パーツを利用した場合だと、平均して12ps程度しかパワーアップできないそうです。
ヘッド周りの変更
26psのパワーアップを狙おうとすると、やはりカムシャフトの変更は必須です。
また、吸気量を増やすために、カムと合わせてインテークマニホールドも変える必要が出てくるでしょう。
そうなると、ヘッド周りを大幅に変更する必要が出てきます。
新しいSKYACTIV-G 2.0には、予想以上に大掛かりな改修が施されるかもしれません。
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