デイリーF1ニュース(2017年5月17日号) バンドーン「直線が遅すぎてマッサにぶつかった」 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- バンドーン「直線が遅すぎてマッサにぶつかった」
- アロンソ、2018年はメルセデスへ?
- レッドブル、改善はしたが課題も残る
- フェラーリのファンサービスにF1のCEOも注目
それではご覧ください。
バンドーン「直線が遅すぎてマッサにぶつかった」
スペインGPでストフェル・バンドーン(マクラーレン)は、1コーナーにターンインする際、イン側にいたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に接触、バンドーンはグラベルに突っ込み、そのままリタイアとなってしまいました。
このインシデント、誰がどう見てもバンドーンがミラーを見ていなかったことが原因なのは明らかですが、バンドーンは自身のマシンの直線スピードが遅すぎたことが原因だと主張しています。
「彼(マッサ)ととても遅れていましたし、私はストレートエンドで可能な限り速度を出すために、出来る限りのことをしていました」とバンドーン。「彼がそこにいたのは……かなり恥ずかしかったですね」
つまりホンダエンジンが遅かったせいでぶつかったと苦しい言い訳しているのですが、ターンインの際にミラーを確認しないなんてありえません。
アロンソとの差が思った以上に大きくて焦っているのかもしれませんが、責任転嫁をすべきではないでしょう。こんな説明で納得するチームスタッフはいないと思います。
Source: Vandoorne: Massa clash due to 'embarrassing’ pace | racer.com
アロンソ、2018年はメルセデスへ?
メルセデスF1の代表であるトト・ウォルフ氏は、来季フェルナンド・アロンソと契約する可能性について「あらかじめ『いいえ』とは言えない」と語りました。
ウォルフ氏は、「彼(アロンソ)がベストでないと言うのであれば、彼はその中においてベストだ」とアロンソを評価し、「彼はキャリアの最終段階にあるが、それは2〜3年後にレースで勝てないということではない」とも語っています。
アロンソとルイス・ハミルトンは、かつてマクラーレンで険悪な仲となったことがありますが、ウォルフ氏は「過去のフェルナンドとは違う」として、確執が再燃することはないとの見方を示しました。
とはいえ、メルセデスにはバルテリ・ボッタスがいる上に、パスカル・ウェーレインやエステバン・オコンといった、若手の有望株も控えています。
高額なギャラを支払って、わざわざアロンソと契約する必要があるのかは疑問です。
Source: Wolff: Mercedes could make a bid for Alonso for 2018! | en.f1i.com
レッドブル、改善はしたが課題も残る
噂されたBスペックシャシーの投入はありませんでしたが、空力アップデートが功を奏し、予選ではマックス・フェルスタッペンがキミ・ライコネン(フェラーリ)に0.3秒差まで迫ったレッドブル。
しかしレースではそのフェルスタッペンが1周目の1コーナーでクラッシュし、リタイアに追い込まれてしまいました。
ダニエル・リカルドは3位表彰台を獲得したものの、トップから75秒遅れと、優勝争いからは程遠い内容に終わっています。
それでもレッドブル・レーシングを率いるクリスチャン・ホーナー氏は、「いくつかの問題に対処し、確実に進歩を遂げた」と語っています。
「前を走る車のペースはとても重要だったので、われわれにはまだやるべきことが沢山あるが、今週末われわれはいくつかの進歩を遂げたと感じている」
「これはわれわれに、非常に明確な開発の方向性を与えてくれた。今後のレースでそれを活かせることを期待している」
一方、タイヤの扱い方に関しては、まだ問題が残っているそうで、とくにレース前半の競争力を引き出せていないのだとか。
また、リカルドはエンジン寿命を延ばすためにペースダウンを強いられたとのこと。ルノー製パワーユニット(PU)も、相変わらずレッドブルの弱点のようです。
Source: Red Bull: Gap with front-runners not as bad as it looks | en.f1i.com
フェラーリのファンサービスにF1のCEOも注目
キミ・ライコネンが1コーナーでフェルスタッペンと接触しリタイアした際、観客席で泣きじゃくる少年の姿が国際映像に映し出されました。
しかしその少年、トーマス・ダネル(6歳)が次に映し出されたときには、満面の笑みを浮かべていました。フェラーリのモーターホームに招待され、憧れのライコネンと会うことができたからです。
F1の新CEOであるチェイス・キャリー氏は、この出来事を「エクレストン時代には無かった特別な瞬間」だと表現しました。
「私たちは、小さな男の子がフェラーリに招待されたことを報道を通じて知りました。フェラーリは1年前には持っていなかったような自由な感覚を持ち、自らそれを行ったのです」
キャリー氏はF1のパドックに起こりつつある変化をとても喜んでいるようです。
スペインGPではファンを楽しませるために新たなアトラクションが導入されるなど、F1は確実に変わりつつあります。
Source: Ferrari fan gesture proves F1’s new freedom – Carey | en.f1i.com
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月16日号)| 車知楽
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デイリーF1ニュース(2017年5月18日号)| 車知楽
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