デイリーF1ニュース(2017年6月20日号) 2018年のF1開催スケジュール 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 2018年のF1開催スケジュール
- アビテブール「クビサはリストに載っていない」
- マグヌッセン、バンドーンについて語る。
- ウォルフ「ボッタスは期待以上」
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月19日号)ウィリアムズ・ホンダ復活!? 他
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月21日号)フェルスタッペン、フェラーリに移籍か? 他
2018年のF1開催スケジュール
月 | 日 | 開催地 |
---|---|---|
3 | 25 | オーストリア |
4 | 8 | 中国 |
15 | バーレーン | |
29 | アゼルバイジャン | |
5 | 13 | スペイン |
27 | モナコ | |
6 | 10 | カナダ |
24 | フランス | |
7 | 1 | オーストリア |
8 | イギリス | |
22 | ドイツ | |
8 | 26 | ベルギー |
9 | 2 | イタリア |
16 | シンガポール | |
30 | ロシア | |
10 | 7 | 日本 |
21 | アメリカ | |
28 | メキシコ | |
11 | 11 | ブラジル |
25 | アブダビ |
4月開催だったロシアGPが9月に変更され、アゼルバイジャンGPが4月に移動しました。
6月最終週にはフランスGPが復活。
かつてはフランスGPといえばマニクール・サーキットでしたが、来年からはル・キャステレ村にあるポール・リカール・サーキットでの開催となります。
スケジュール的にタイトなのは、フランス-オーストリア-イギリスの3週連続開催と、ロシア-日本の2週連続開催ですかね。
ソチから鈴鹿までは直線距離で7,900kmほど離れているので、移動するだけでも大変です。
Source: FIA reveals 21 date 2018 calendar | pitpass.com
アビテブール「クビサはリストに載っていない」
ルノーF1を率いるシリル・アビテブール氏は、先日テストを行ったロバート・クビサの復帰に関して、まだ検討段階にないことを明らかにしました。
「ある時点で、将来のラインナップについての議論を公開するつもりだ」とアビテブール氏。「われわれはニコ(・ヒュルケンベルグ)と長期契約を結んでおり、ジョリオン(・パーマー)とは2017年末までの契約を締結している。ある時点で、われわれはオプションを検討しなければならない」
「われわれが話しているように、彼(クビサ)はリストに載っていない。彼(クビサ)はリストに載ることができるように、もっと努力しなければならない」
ではなぜルノーは、クビサのテストを行ったのでしょうか?
アビテブール氏によると、ルノーチーム内部からの働きかけがあったようです。
「エンストン(イギリス・オックスフォードシャー州にあるルノーF1のファクトリー)には、ボブ・ベル、ニック・チェスター、アラン・パーマンからなるグループがあり、彼らはロバートとともに働いてきたから、ドライバーとしてのロバートをよく知っている」
「ロバートが完全にF1界の外にいた時も含め、彼らはロバートとの関係を維持してきた。(クビサのF1復帰は)彼らが常に議論してきたことだ」
「もし、ロバートがF1をドライビングする能力を取り戻す夢を見ることができるなら? われわれはそのような事情を抱えており、そしてそのような機会があった」
クビサのテストはフランス側(ルノー本社側)の考えで実現したのではなく、イギリス側の強い要望により行われたようですね。
「これは一回限りだった」と、アビテブール氏も強調しています。
しかしパーマーのパフォーマンスが低迷し続けるならば、フランス側も何らかの手段を講じなくてはならないでしょう。
そのときの選択肢として、クビサはかなり強力なカードだと思います。
Source: Abiteboul: Kubica not part of Renault’s 2018 plans | pitpass.com
マグヌッセン、バンドーンについて語る。
ケビン・マグヌッセンとストフェル・バンドーンは、F1にデビューした経緯や、デビューイヤーの境遇が似ています。
どちらもマクラーレンのジュニアプログラムからF1へとステップアップし、ワールドチャンピオンのチームメイトしてデビューしました。
デビューイヤーに苦戦を強いられているところもそっくりです。
マグヌッセンはデビュー戦でいきなり表彰台に上りましたが、現在のところそれが彼にとって唯一の表彰台となっています。
バンドーンも2016年にフェルナンド・アロンソの代役としてF1デビューした際には、いきなりポイントを獲得して衆目を驚かせましたが、今年はまだノーポイントです。
しかしマグヌッセンは「なぜバンドーンが苦戦しているのかわからない」と首を傾げています。
「アロンソから0.5秒以上も遅れているから、バンドーンが幸せな場所にいないことは明らかだよ」とマグヌッセン。「だから少し驚いているんだ。バンドーンはもっと良い走りができると確信しているから。少しなら彼の相談に乗れると思うよ」
「彼はF1の中で最高の一人と見なされている人物を相手にしているので、それはとても良いチャンスだと思う」
「彼は本当の自分自身を見せる機会がある。とても良いドライバーだと知っているし、彼もそれをできるとわかっている。しかし彼はさまざまな理由で苦戦していて、状況的にはとても厳しいみたいだ」
ホンダエンジンの低い信頼性のせいで、ルーキーイヤーにマイレッジを稼げていないことが、バンドーンにとって大きな痛手となっています。
しかしマクラーレンのエリック・ブーリエ氏から「ドライビングスタイルが合っていない」と指摘されており、彼自身も一皮むける必要があります。
Source: Vandoorne not in his happy place at McLaren – Magnussen | en.f1i.com
ウォルフ「ボッタスは期待以上」
バルテリ・ボッタスは、現在ドライバーズ・ランキング3位につけているとはいえ、チームメイトで選手権2位のルイス・ハミルトンに、36ポイントもの大差をつけられています。
にも関わらず、メルセデスF1を率いるトト・ウォルフ氏は、ボッタスの働きに満足しているそうです
「バルテリは強いポジションにある」とウォルフ氏。「冬の終わりに彼がチームに加入したことを忘れてはならない。そしてグランプリを7戦終え、彼はわれわれの予想を越えた」
「彼はポールに立ち、レースに勝ち、土曜日と日曜日の両方でルイスに挑んでいる」
今季はフェラーリのキミ・ライコネンが不調なため、メルセデスはコンストラクターズ・ランキングで首位に立っていますが、スクーデリアのドライバーが2人とも好調だったならば、ウォルフ氏の見解も変わっていたことでしょう。
それにしても、ボッタスって大して期待されてなかったんですね……。
Source: Bottas has exceeded Mercedes’ expectations – Wolff | en.f1i.com
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月19日号)ウィリアムズ・ホンダ復活!? 他
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月21日号)フェルスタッペン、フェラーリに移籍か? 他
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。