デイリーF1ニュース（2017年7月1日号）新ルノーエンジンは0.2秒も速くなった 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 新ルノーエンジンは0.2秒も速くなった
- ハミルトン、メルセデスとの長期契約を希望か
- マクラーレン、バンドーンの成績に不満
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース（2017年6月30日号）ホンダのスペック3エンジンは30馬力アップ 他
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース（2017年7月2日号）シルバーストン、F1との契約を終了か 他
新ルノーエンジンは0.2秒も速くなった
ルノーのエンジンテクニカルディレクターであるレミ・タフィン氏によると、バクーで投入した新しいエンジンモードと設定により、0.2秒ものタイム短縮をもたらしたそうです。
カナダとアゼルバイジャンでマックス・フェルスタッペンを立て続けに襲ったエンジントラブルに関しては、旧仕様の部品に問題があるということで、ダイノ（エンジン開発用の設備のこと）上ではすでに解決されているのだとか。
新しい部品はダイノ上で5000km走行した実績があり、信頼性がさらに向上すれば、ソフトウェアや燃料のアップグレードも投入できると、タフィン氏は語っています。
また、今年後半には2017年型のMGU-Kを投入する予定です。
現在ルノーエンジン勢は、信頼性の問題から2016年型のMGU-Kを使用しています。
来年のエンジン開発へとスムーズにつなげるべく、ルノーはロードマップに従うことを優先しています。
よってレッドブルが期待しているような、ハードウェアの大幅な更新は無いそうです。
しかし信頼性を向上させることでソフトウェアを更新でき、それによってエンジンからさらなるパワーを引き出し、バッテリーに蓄えることが可能となります。
信頼性が向上したバージョンは、イギリスGPかハンガリーGPで投入される予定です。
Source: Renault says being able to turn up F1 engine feels like 'magic’ | autosport.com
ハミルトン、メルセデスとの契約延長を希望か
ルイス・ハミルトンとメルセデスとの契約は、2018年末まで残っていますが、すでにその延長について、両者は話し合いの席についているようです。
メルセデスF1のノン・エグゼクティブ・チェアマンであるニキ・ラウダ氏によると、交渉そのものはまだ始まっていないものの、契約延長についての議論は始まっており、ハミルトンもかなり意欲的なのだとか。
またラウダ氏は「彼はニコ（・ロズベルグ）じゃない！」とも語っています。
突然引退を決めた2016年度のチャンピオンに対し、思うところがあったのでしょうね。
問題は、何年延長するかですね。
ハミルトンは来年33歳になりますから、契約を延長するといっても、1〜2年がせいぜいでしょう。
エンジンレギュレーションが変更となる2021年以降も、メルセデスがF1に留まるかは不透明ですし、どんなに長くても2020年までになりそうです。
Source: Hamilton pushing for long-term Mercedes deal | en.f1i.com
マクラーレン、バンドーンの成績に不満
マクラーレンを率いるエリック・ブーリエ氏は、今季からフル参戦しているストフェル・バンドーンの働きに関して、「期待していたほど良くなかった」と認めました。
マシンに問題があり、100％の実力を発揮できていない、才能はハミルトンに匹敵すると、ブーリエ氏はバンドーンを擁護しています。
しかしバンドーンは、予選でチームメイトに一度も勝てていません。
とくに問題なのは、モナコGPでアロンソの代役を務めたジェンソン・バトンにも勝てなかったことです。
バトンは事前テストを全く行わず、「やる気がない」と批判されていたのですから。
ちなみにそのバトンは今年のスーパーGT・鈴鹿1000kmに出場しますが、今日もMUGEN NSXのドライバーとして、鈴鹿テストに参加しています。
スーパーGTのテストへの参加は、これで通算4日目です。
F1より熱心に取り組んでいるように見えるのは、筆者だけでしょうか？
Source: Eric Boullier: Stoffel Vandoorne’s start 'not as good’ as McLaren expected | espn.co.uk
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