デイリーF1ニュース（2017年7月10日号）フェラーリ会長「ライコネンはのろまだ」 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- オーストリアGP 決勝結果
- フェラーリ会長「ライコネンはのろまだ」
- ライコネン、マルキオンネ会長に反論
- フェルスタッペンは来季フェラーリ入りか？
それではご覧ください。
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オーストリアGP 決勝結果
フェラーリ会長「ライコネンはのろまだ」
フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、口を開く度に何かと論争を巻き起こしていますが、今回のも強烈です。
オーストリアGPでのキミ・ライコネンのパフォーマンスを、「laggard」という言葉を使って批判したのですから。
laggardとは
主な意味 のろま、ぐずぐずする人
weblio英和辞典・和英辞典
「キミはもっと高いレベルのコミットメントを示す必要があると思う」とマルキオンネ会長は記者団に語りました。「彼は少しのろまだと思う日がある。しかし、どうなるかな。今日、彼と話をするつもりだ、何が起こるか見てみよう」
オーストリアGPでのライコネンは、たしかにペースで劣っていました。
しかし彼の代わりになるようなドライバーは、少なくとも現時点ではいません。
いたずらにチームの和を乱すべきではないと、筆者は思うのですが。
Source: Marchionne sends 'laggard’ Raikkonen a warning | uk.reuters.com
ライコネン、マルキオンネ会長に反論
キミ・ライコネンはオーストリアGP終了時点で83ポイントを獲得しており、現在ドライバーズランキング5位です。
136ポイントのバルテリ・ボッタス（メルセデス）だけでなく、107ポイントのダニエル・リカルド（レッドブル）にも遅れを取っています。
とはいえ「のろま」とまで言われて、2007年のワールドチャンピオンが黙っているわけにはいきません。
「もっと上手くやりたいよ、当たり前だろ」とライコネン。「私のチームは上手くやりたいと望んでる、そして私はベストを尽くすしかない。ベストを尽くしてないわけじゃない」
「残念だが、時にはそれほど上手くいかないときもある。それも想定の内さ。努力し続ければ、物事は上手くいくと確信しているよ」
ライコネンは37歳なので、体力的にはかなり厳しい（速くなった今年のマシンは特に）はずです。
ベストを尽くしても結果が付いてこないのは、年齢的なものもあると思います。
Source: Raikkonen says he’s doing his best after Marchionne criticism | motorsport.com
フェルスタッペンは来季フェラーリ入りか？
オーストリアGPでは、1周目の1コーナーで同門のダニール・クビアト（トロ・ロッソ）に追突され、またもやリタイアに終わったマックス・フェルスタッペン（レッドブル）。
信頼性も戦闘力も低いマシンを嫌気し、今年限りでチームを離脱するのではないかと言われています。
フェルスタッペンとレッドブルの契約は、2018年末まで残っていますが、今年末で契約から解放するように、フェルスタッペン側はレッドブルと交渉しているようです。
ライコネンの評価が下がっている今こそ、跳ね馬のシートを得る好機です。
フェルスタッペン側とすれば、多少強引にでもレッドブルとの契約を解除しに動くでしょう。
ただしフェラーリのシートを狙っているのは、フェルスタッペンだけではありません。
「トロロッソでの4年目は無い」と断言して物議を醸したカルロス・サインツもいますし、バーニー・エクレストンなどはフェルナンド・アロンソ（マクラーレン）を推しています。
もしフェルスタッペンが契約解除できなかった場合には、フェラーリのシートを誰かに掠め取られる可能性が高いです。
ライコネンが今後復調したとしても、マルキオンネ会長からあれほど言われては、もうフェラーリには居られそうにないですからね。
Source: Max Verstappen Tipped To Replace Raikkonen At Ferrari | carscoops.com
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