デイリーF1ニュース(2017年8月18日号)レッドブルはベッテルのタイトルを予想!?

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • レッドブルはベッテルのタイトルを予想!?
  • マルコ「クビサが戻ってくるのは良いこと」
  • トロロッソはホンダと契約せず

それではご覧ください。


レッドブルはベッテルのタイトルを予想!?

ヘルムート・マルコ氏。F1ドライバーだったが、目を負傷し引退。法学の博士号を持つ弁護士でもある。

画像の出典: By Heimo Ruschitz [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ氏は、セバスチャン・ベッテルが今年のワールドチャンピオンになると予想しています。

「彼(ベッテル)の精神的な強さを知っているので、ベッテルを信じている」とマルコ氏。「それにフェラーリは調子を上げてきている」

「前半戦のフェラーリは明らかに強い車だったが、さまざまな状況があったせいで、彼らは全てのチャンスを形にできなかった」

「セブ(ベッテル)はこの夏休みを利用して、さらに強く元気になるだろう。それが私の知る彼のやり方だ」

マルコ氏とベッテルは、かつて上司と部下という間柄でした。
2012年には、当時フェラーリに所属していたフェルナンド・アロンソに対し、ベッテルは夏休みに入った時点で42ポイントもの大差をつけられていましたが、後半戦で見事逆転、3度目のタイトルを手中にしました。
夏休みに問題を克服してくるベッテルの強さを、マルコ氏は誰よりも良く知っているのです。

Source: Marko tips Vettel for 2017 title | pitpass.com

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マルコ「クビサが戻ってくるのは良いこと」

ロバート・クビサ

マルコ氏のインタビューからもう1つ。
F1復帰が噂されているロバート・クビサに関するコメントです。

「彼(クビサ)は事故以前、最速ドライバーの1人だった」とマルコ氏。「彼にとってはルノーと共に成功の頂点にいた時間だと思うし、彼らがそれを再開できると考えているのなら、それは理にかなっている」

「クビサが戻ってくるのは良いことだと思う」

しかしクビサはもう32歳です。
彼がラリー中の事故で負傷し、その回復のために費やした時間は、あまりにも長過ぎたように感じます。
才能あふれる若いドライバーがひしめき合っているというのに、クビサは本当に復帰すべきなのでしょうか。

「私は(マックス)フェルスタッペンは例外だと思う。一般的には、ドライバーのパーソナリティを見なければならない」

「フェルスタッペンのように、10代の若者でも準備万端な人もいれば、もっと時間が必要な人もいる。さて、クビサにはまだ何か必要なのだろうか?」

クビサは優勝もポールポジションも経験しています。
若くてもこれから経験を積む必要がある未熟なドライバーよりも、成熟したクビサの方が良いと、マルコ氏は考えているのでしょう。

Source: Marko: 'If Kubica has what it takes then why not?’ | en.f1i.com

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トロロッソはホンダと契約せず

来季からホンダのエンジンを使用すると噂されていたトロロッソでしたが、結局ホンダとは契約しなかったようです。

交渉が合意に至らなかった最大の理由は、財政的な条件にあるようです。
おそらくホンダがマクラーレンにしているような資金援助を、トロロッソも要求したのかもしれません。

ザウバーとの契約が破談に終わり、マクラーレンとの関係もギクシャクしていたホンダですから、トロロッソ側も強気に出てきたのだと思います。
マクラーレンから契約を打ち切られれば、ホンダは心ならずもF1撤退に追い込まれるわけですから。

そのホンダがトロロッソとの交渉をあっさりと打ち切った背景には、マクラーレンとの関係改善があるのではないでしょうか。

スペック3導入以降、パフォーマンスは目に見えて良くなっていますし、スペック4の投入も間近だと言われています。
トロロッソに平身低頭、お金を積んでホンダエンジンを載せてもらうという状況では無くなったのでしょう。

Source: No Honda power for Toro Rosso in 2018 | en.f1i.com

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