デイリーF1ニュース(2017年9月15日号)マクラーレン、ルノーとの契約を正式発表
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- シンガポールGP FP1の結果
- マクラーレン、ルノーとの契約を正式発表
- ルノー、本音はサインツよりもリカルド
- レッドブルもホンダにスイッチ?
- シンガポール、F1との契約を延長
それではご覧ください。
シンガポールGP FP1の結果
マクラーレン、ルノーとの契約を正式発表
合わせてトロロッソとルノーのパートナーシップ終了も発表されています。
ルノー、本音はサインツよりもリカルド
時期はともかく、カルロス・サインツがルノーに移籍するのは間違いありません。
なぜレッドブル(=トロロッソ)がルノーにサインツを譲らなければならないのか、この移籍話が出始めたときには合点が行かなかったのですが、ルノーエンジンの契約が予定よりも早く打ち切られることに対する補償として、レッドブルはサインツの移籍を認めたようです。
でもルノーが当初要求したのは、ダニエル・リカルドの移籍だったというのですから、ちょっと驚きです。
しかしレッドブル側がルノーの提案を拒否したため、プランBとしてサインツが移籍することになったのだとか。
なんだかサインツがかわいそうですが、ルノーとの契約には、2019年にレッドブルへと復帰するオプションも含まれているそうです。
ルノーよりもレッドブルの方が、サインツの才能を高く評価しているのかもしれませんね。
Source: Renault wanted Ricciardo, settled for Sainz in engine deal! | en.f1i.com
レッドブルもホンダにスイッチ?
レッドブルが2018年末をもって、ルノーとのパートナーシップを終了することが確実視されています。
2019年からはホンダにスイッチするようです。
一足先に来年からホンダエンジンを搭載する、トロロッソの後に続く形となります。
しかしレッドブルF1を率いるクリスチャン・ホーナー氏は、「契約は2018年まである。それ以降のことは、現時点ではパドックの噂にすぎない」とし、ホンダ以外の選択肢もあり得ることを匂わせました。
レッドブルにとって最も重要なのは「競争力」だと語るホーナー氏。
現在のハイブリッドエンジンのレギュレーションについて「多くの点でとてもイライラしている」とコメントしています。
レッドブルはとりあえずトロロッソにホンダエンジンを載せてみて、パートナーとしてやっていけるかどうかを見極めようとしているのでしょう。
ホンダからの支援を引き出せれば、懸案となっているトロロッソの収益性の悪さもカバーできますし、上手く行けばルノー以上のパワーを手に入れることも可能ですからね。
ルノーがエンジンサプライヤーではなくワークスチームとなった時点で、レッドブルとの関係が破綻するのは時間の問題だったのでしょう。
来年からルノーエンジンを積むマクラーレンも、やがてはレッドブルと同じ問題に突き当たるはずです。
Source: Horner hits out at Renault… again | pitpass.com
シンガポール、F1との契約を延長
新興国がその経済力を証明するかの如く、F1を開催可能なサーキットを次々と建設していたのも今は昔。
インド、韓国にグランプリは根付かず、マレーシアも今年かぎりで終了、F1開催を目指していたタイも、結局はMotoGP開催に方針転換してしまいました。
苦戦が続く東アジア地域において、10年以上に渡りF1を連続開催している国は、日本(今年で31年目)、中国(同14年目)、そしてシンガポール(同10年目)です。
マレーシアは19年目で、その歴史に幕を下ろします。
東アジアでの数少ない成功例であるシンガポールが、F1との契約を2021年まで延長しました。
レースウィークだけでなく、年間を通じて恒常的に観光客を惹きつけていることが、契約延長の理由だそうです。
モナコなどのストリート・サーキットは、コースが観光名所になりやすいという利点があります。
パーマネント・コースでのF1開催は赤字になりがちですが、レースウィーク以外でも観光客の収入が見込めるストリートサーキットの収益性は、意外と高いのかもしれません。
Source: Singapore extends contract | pitpass.com
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