デイリーF1ニュース(2017年10月1日)マレーシアGP決勝結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マレーシアGP 決勝結果
- ライコネン、決勝のスタートすらできず終了
- メルセデスはボッタスのペースを問題視
それではご覧ください。
マレーシアGP 決勝結果
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、キャリア2勝目となる勝利をあげました。
フェラーリ勢は、予選に出走できず最後尾からのスタートとなったセバスチャン・ベッテルは4位どまり、フロントロウを確保したキミ・ライコネン
はスタートすらできずリタイアとなるなど、信頼性の低さを露呈したグランプリとなってしまいました。
ライコネン、決勝のスタートすらできず終了
予選で2番グリッドを獲得したキミ・ライコネンでしたが、決勝は1周もできませんでした。
ライコネンの乗るフェラーリ・SF-70Hは、一応グリッドには着いたものの、ターボに問題があることが発覚し、スタート前にグリッドから排除されてしまいました。
ガレージに戻ったライコネンのマシンは、修復が試みられたものの、結局そのまま動き出すことなくリタイア。
エンジントラブルで予選を走れなかったセバスチャン・ベッテルに続き、フェラーリにとっては最悪のスタートとなってしまいました。
不幸中の幸いか、決勝レースではベッテルが鬼神の走りで4位まで追い上げたものの、信頼性の低さがフェラーリの足枷になっていることは否めません。
今後同じ轍を踏めば、タイトル獲得は絶望的となるでしょう。
Source: It only gets worse for Ferrari as Raikkonen fails on the grid! | en.f1i.com
メルセデスはボッタスのペースを問題視
バルテリ・ボッタスが最近不調です。
夏休み後の4戦(ベルギー、モンツァ、シンガポール、マレーシア)の予選のすべてにおいて、ルイス・ハミルトンから0.5秒以上も引き離されているのです。
今シーズン前半のボッタスは、ルイス・ハミルトンに匹敵するようなスピードを度々披露し、ロシアとオーストリアでは見事に優勝を飾りました。
しかし後半戦では、明らかに精彩を欠いています。
マレーシアに関しては、新たに投入された空力アップグレードのせいなのではないかとボッタスは疑っていましたが、メルセデスF1のボスであるトト・ウォルフは、「バルテリについては、アップグレードの問題だと思わない」と、明確に否定しています。
ボッタスは車のセットアップにおいてスイートスポットを見つけられず苦労しており、それがハミルトンとの差になっているようです。
シーズン前半はボッタスの方がタイヤに苦労していなかったのですが、今は立場が逆転してしまいました。
ハミルトンとベッテルのポイント差が34点まで拡がった(マレーシアGP終了時点)ため、ボッタスの不振もさほど問題視されていません。
しかしタイトル争いが白熱してくれば、ボッタスの役割が重要になってきます。
ハミルトンの背中を守る「ナンバー2」にすらなれないのであれば、来シーズンかぎりでメルセデスから放出されてしまうかもしれません。
Source: Malaysia GP: Mercedes 'worried’ by Valtteri Bottas after poor qualifying | skysports.com
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デイリーF1ニュース(2017年9月30日号)マレーシアGP予選結果
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