BMW M3 CS F80型最後にして最強のM3がついに登場!【11/8更新】
BMWがM3 CSを発表しました。
次期型であるG20型の登場を間近に控えている、現行3シリーズ最後にして最強のモデルです。
今回はM3 CSの概要についてお伝えします。
M3 CSの変更点
パワーアップしたS55型エンジン
標準のM3には、431ps・550NmのS55B30A型エンジンが搭載されています。
M3コンペティションでも、450ps・550Nmです。
M3 CSのエンジンも型式は同じなのですが、パワーとトルクは460ps・600Nmにまで引き上げられました。
これはM4 CSに搭載されているものと同じ仕様です。
これにより標準のM3からは29ps、M3コンペティションからは10psアップしています。
トルクも標準のM3およびM3コンペティションから、50Nmも向上しました。
ギアボックスは7速デュアル・クラッチ・トランスミッションで変更はありません。
マフラーは、M3コンペティションのものが装着されます。
スタンダードなM3より抜けの良い「Mスポーツ・エキゾースト・システム」は、迫力あるエキゾーストノートを響かせてくれるはずです。
軽量化とパワーアップによって、M3 CSの0-100km/h加速は3.7秒となります。
標準のM3は4.1秒、M3コンペティションは4.0秒ですから、0.3〜0.4秒の短縮です。
最高速も250km/hリミッターが解除され、280km/hになっています。
軽量化された車体
M3 CSは、標準のM3から大幅に軽量化されています。
ボンネットとルーフをカーボンファイバー製のものに置き換えるなどの改良によって、車重は1585kgとなっています。
標準のM3やM3コンペティションの車重は1640kgですから、55kgもの軽量化に成功しているのです。
とくにボンネットは、標準のものから約25%も軽くなっています。
ルーフも5kg軽くなりました。
シャシー性能の向上
M3コンペティションのアダプティブMサスペンションが標準装備されています。
ダイナミックスタビリティコントロールや、アクティブMディファレンシャルも同様に標準装備です。
M4 CSと同様に、ゴールドキャリパーのカーボンセラミックブレーキ(フロント:6ポット リア:4ポット)が装備されています。
タイヤはミシュラン・パイロットスポーツカップ2、ホイールは軽量な鍛造アロイです。
内外装
エクステリア
フロントスプリッター、リアディフューザー、リアスポイラーはすべてカーボン製となり、軽量化に貢献しています。
ボディカラーはアルパインホワイトが標準です。
他にはサンマリノブルーメタリック、ライムロックグレーメタリック、フローズンダークブルーⅡメタリック、ブラックサファイアメタリックなどが用意されています。
スパイショット
インテリア
アルカンターラが惜しみなく使われています。
内装に使われているメリノレザーは、シルバーストーン/ブラックの2トーンです。
シートはM3コンペティションと同じく、Mスポーツシートが標準装備されています。
価格・発売時期
M3 CSは、世界限定1200台の販売となります。
そのうち550台はアメリカで、100台はイギリスで販売されるので、日本に入ってくる台数は以外と少ないかもしれません。
英国でのデリバリーは、来年3月からとなります。
英国価格は86,380ポンドですから、1ポンド=150円換算だと1295.7万円となりますが、日本価格はもっと高くなるはずです。
ちなみに日本におけるM4とM4 CSの価格差は、440万円ほどでした。
M3も同様だとすれば、M3 CSの日本価格は1625万円程度になるでしょう。
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