デイリーF1ニュース(2017年11月12日)フェルスタッペンがルノーエンジンの遅さを暴露
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ブラジルGP FP3・予選結果
- フェルスタッペンがルノーエンジンの遅さを暴露
- トロロッソに相次ぐエンジントラブル
それではご覧ください。
ブラジルGP FP3・予選結果
メルセデスのバルテリ・ボッタスが、見事ポール・ポジションを獲得しました。
一方、今年のワールド・チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、予選Q1でまさかのクラッシュを喫し、最下位となってしまいました。
フェルスタッペンがルノーエンジンの遅さを暴露
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、ルノーエンジンの直線スピードの遅さを嘆いています。
「GPSデータを見たけど、ストレートで0.5秒も失っている」とフェルスタッペン。「バランスを少し改善することはできただろうけど、後から見ても、ポール・ポジションの人と比べてさほど悪くなかった」
「コーナーがあるセクター2では、僕たちは0.08秒しか遅れていなかった。そこには直線が少ししか無かったから」
「たぶん1つか2つのコーナーでは、もう少し上手くできたかもしれない。そして残りの部分は直線で失った」
今季2勝を挙げているレッドブルですら、ルノーエンジンのパワー不足と信頼性の低さに悩まされているのに、マクラーレンはルノーにスイッチするだけで勝てるようになると豪語しているんですよね……。
フェルナンド・アロンソが7番グリッドを確保したことから考えても、もはやホンダとルノーの間に大きな性能差が無いことは明白です。
Source: Max Verstappen reveals size of Renault F1 engine deficit in Brazil | autosport.com
トロロッソに相次ぐエンジントラブル
来季からホンダにスイッチすると決定した途端、ルノーエンジンのトラブルが立て続けに起こっているトロロッソは、その原因がシャシーにあるという説を一蹴しました。
チームが発表したプレスリリースには、シャシーはシーズン中に冷却の改善以外変更されていないのに対し、トラブルは夏休み以降に集中しているため、チームやシャシー側の責任ではないと書かれています。
トロロッソはトラブルの原因について、パワーユニット(PU)の部品不足を挙げています。
それゆえ週末に他のPUから部品を取り外して使用しなければならず、必然的に古いスペックの部品で組み立てなければならなくなっているようです。
トロロッソがこのようなプレスリリースを発表したのは、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールが、「トロロッソのシャシーにおけるエンジンの使われ方を心配している」と、あたかもトロロッソのシャシーに問題があるかのような発言をしたことが発端でした。
ワークス・ルノーですらトラブルが頻発しているのにこんなことを言うのですから、ホンダにスイッチされてもしょうがないですね。
Source: Toro Rosso insist engine failures have nothing to do with chassis | f1technical.net
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