デイリーF1ニュース(2017年12月2日) ホーナー「ハミルトンは愚かだ」

F1,デイリーF1ニュース,モータースポーツ

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • ホーナー「ハミルトンは愚かだ」
  • ピレリ「来季は2ストップ」
  • FIA会長「バクーでのベッテルは許すべき」

それではご覧ください。


ホーナー「ハミルトンは愚かだ」

先日、ルイス・ハミルトンがインタビューの中で、現役最強のドライバーはフェルナンド・アロンソセバスチャン・ベッテルマックス・フェルスタッペン、そしてハミルトン自身の4人であると語りました。

しかしそのことに対し、レッドブルのボスであるクリスチャン・ホーナーが反論しています。
同チームのダニエル・リカルドが含まれていなかったためです。

「ルイスがダニエルを過小評価するのは、とても愚かだ」とホーナー。「彼はとても優秀なドライバーであり、そして間違いなくベストのオーバーテイカーだ」

「もしわれわれが彼に仕事をするためのツールを提供できれば、彼がチャンピオンシップに挑む準備は完全にできている」

たしかに今シーズンのリカルドは、目の覚めるようなオーバーテイクを数多く披露してくれました。
特にグリッドペナルティで後方からの追い上げとなったブラジルGPでは、レイトブレーキングからの見事なオーバーテイクを連発していましたよね。

一発のスピードではフェルスタッペンにやや見劣りするものの、オーバーテイクやレースの組み立ての上手さでは、リカルドに軍配が上がると思います。

Source: Horner – Hamilton 'foolish’ to discard Ricciardo | en.f1i.com

目次に戻る

ピレリ「来季は2ストップ」

今シーズンのピレリタイヤは、ウルトラソフトでも硬すぎました。
そこで来シーズンは、すべてのコンパウンドがより一層柔らかくなるそうです。

「すべてのレンジが一層柔らかくなります」と、ピレリのマリオ・イゾラは認めました。「ハイパーソフトがあることを考慮して、2つのピットストップを目標とするのに十分なレベルまで、タイヤを柔らかくする選択肢もあります」

「あまりにも多くのストップするのは、ちょっと混乱するかもしれないとわかっていますから、3ストップはあまりにも多すぎると私は思います」

「私たちは2ストップか、最も速い戦略の1つを2ストップにするかを選択することになるでしょう」

また、マリオ・イゾラは、タイヤが全体的に柔らかくなることで、チームがタイヤに優しいマシンを開発する機会になるかもしれないと語っています。
タイヤに優しいマシンならば柔らかいタイヤを履けるため、ラップタイムで有利になるためです。

Source: More two-stop races likely in 2018 | pitpass.com

目次に戻る

FIA会長「バクーでのベッテルは許すべき」

アゼルバイジャンGPでは、セバスチャン・ベッテルルイス・ハミルトンに対し故意にぶつけるという事件が起きました。

この事件でベッテルに課せられたペナルティは、レース中の10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティと、3点のペナルティポイントだけでした。
レース中にハミルトンは「10秒のストップ・アンド・ゴーでは足りない」と無線で怒りを露わにしていましたが、FIAはそれ以上のペナルティを課しませんでした。

FIA会長であるジャン・トッドは、かつてフェラーリを率いていましたから、この裁定は古巣を優遇するためなのでは? という批判もありました。
しかしトッドには、彼なりの考えがあったようです。

私はコクピットでの感情を考慮に入れず、行動をジャッジする人々が好きではありません」とトッド。

ミハエル・シューマッハーとともに戦っていたときに、私は同様の経験をしているので、上手く関連づけることができます」

トッド会長が話しているのは、1997年のヘレスでのことです。
このレースでミハエルは、ジャック・ヴィルヌーブをリタイアさせようとして、故意にマシンを接触させました。
その結果、ミハエルは97年シーズンの全ポイントを剥奪されています。

また、モナコの予選でフェルナンド・アロンソのアタックを妨害すべく、ミハエルがラスカスで意図的にマシンを止めたことに関しても「バカげたこと」だとトッドは指摘したうえで、以下のように話しています。

「人々には弱点があります。彼らがそのことに気づき、『私はそれをすべきではなかった』と言ったなら、あなたは許す必要がある。セバスチャンはどうしましたか?」

ベッテルはレース後に謝罪したので、トッドは彼を許したというわけですね。
感情的になって衝動的にやらかすことは誰にでもあるので、寛大な措置が必要だということでしょう。

Source : Todt did not hold Baku blunder against Vettel | en.f1i.com

目次に戻る

前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年12月1日)F1に新規参入する自動車メーカー候補は3社

翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年12月3日)アルファロメオ・ザウバー体制発表

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。