デイリーF1ニュース(2017年12月8日) ベッテル「フォーミュラEは未来じゃない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ベッテル「フォーミュラEは未来じゃない」
- シュタイナー「グロージャンよ、落ち着け」
- アルファロメオの次はマセラティ?
それではご覧ください。
ベッテル「フォーミュラEは未来じゃない」
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、フォーミュラEがエキサイティングではないと語っています。
「僕にとって、これ(フォーミュラE)は未来ではないよ」とベッテル。
「電動モビリティは世界的に普及しているけど、正直モーターレースでは誰もフォーミュラEを意識していないね」
「参戦中の多くのドライバーが、車が遅いのでエキサイティングではないと僕に教えてくれた」
ベッテルだけならともかく、フォーミュラEに参戦している現役ドライバーですら、つまらないと思っているようですね。
香港ePRIXに参戦した小林可夢偉やアンドレ・ロッテラーは、真逆のことを言っていたように記憶していますが……もしかしてリップ・サービスだったのでしょうか?
Source: Unexciting Formula E is not the future, says Sebastian Vettel | en.f1i.com
シュタイナー「グロージャンよ、落ち着け」
ロマン・グロージャンのチームラジオは、今年のF1中継の名物になっていました。
ブレーキフィーリングに悩まされていた彼は、マシンへの不満を無線でこれでもかとぶちまけていたからです。
「オースティン(アメリカGPの開催地)では、あまりにも多かった」と語るのは、ハースを率いるギュンター・シュタイナーです。
「私は彼に聞くことができるとは言ったが、彼が話し続けていては、私たちは彼と話ができない。誰かが彼を止めなければならなかった」
オースティンでは、タイヤの限界に達し「リタイアしたい」などと愚痴を言い出したグロージャンを、シュタイナーが「黙れ!」と叱り飛ばすシーンがありました。
無線の緊迫感からすると、チームとグロージャンの間に亀裂が入ったと誰もが思ったものです。
しかしチームラジオの狂騒とは異なり、彼との摩擦は無いのだとか。
グロージャンも怒鳴り散らすことが無駄だと学んだようで、落ち着きを見せるようになったのだとか。
でもグロージャンの激高する性格を変えることは諦めたそうです。
デビュー当時は無茶な突っ込みを繰り返したがために「ミサイル」と揶揄されていたグロージャンですが、カッとなりやすい性格なんですかね。
Source: Steiner hopes Grosjean will calm it down in 2018 | en.f1i.com
アルファロメオの次はマセラティ?
アルファロメオ・ザウバーの発表がなされて間もないですが、今度はマセラティがF1に戻ってくるのではないかと取り沙汰されています。
マセラティが組む相手は、すでにフェラーリと技術提携しているハースF1チームで、早ければ来季から名前が変更されるそうです。
ハースはアントニオ・ジョビナッツィをテストドライバーとして使い続けることを拒否しているものの、マセラティの復帰でドライバーラインナップが変化する可能性もあります。
ハースはオーナーであるジーン・ハースの財力に支えられているチームですが、それだけでは中団グループに食い込むことすら難しいということを、今年学んだはずです。
ハースとマセラティの契約は、マセラティから2000万ユーロが供給されると見られており、そうなればフェラーリに支払うエンジンやギアボックスの代金を相殺することができます。
浮いたお金をシャシー開発に回せば、コンストラクターズランキングで7位より上を目指すこともできるでしょう。
スポンサーは相変わらず増えてませんし、フェラーリ=マセラティとの契約に合意する可能性は十分にあると思います。
Source: Following Alfa Romeo’s return to F1 – is Maserati next? | en.f1i.com
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