デイリーF1ニュース(2017年4月21日号) アラン・プロスト「もっとパワーを!」 他

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • アラン・プロスト「もっとパワーを!」
  • ヒュルケンベルグ「RS17には改善が必要」
  • マクラーレン、インディ500にスタッフ派遣
  • ジル・ビルヌーブ・サーキットが鋭意改装中!

それではご覧ください。


アラン・プロスト「もっとパワーを!」

プロストの駆るマクラーレン・TAGポルシェ(1984年)

画像の出典: f1-history.deviantart.com

現役時代には予選ブーストで1400馬力というモンスターマシンを乗りこなしていたアラン・プロストは、現在のF1にさらなるパワーを求めています。

「私たちには変化が必要だ、なぜならもっとパワーを出すべきだし、エンジンはもう少しシンプルに、そして可能ならより安価に、しかし電気的な要素は確実に必要だ」

ハイブリッドなど、パワートレインの電動化技術が必要だという考え方は、FIAのジャン・トッド会長とまったく同じです。
パワーユニットの低コスト化は必須でも、自動車メーカーを惹きつけるためには、電動化は避けられないというのが共通認識なのでしょう。

また、プロストはDRSが嫌いなようです。

「競技における人工的な何かからは、離れなければならない。競技において人工的なものは上手くいかない。私はDRSでのオーバーテイクが嫌いだ。観客はそれが簡単にできることを知っているし、特別な操縦ではないことも知っている」

プロストが現役だったころは、今とは比べ物にならないくらい、マシンの空力が未発達だったため、比較的オーバーテイクがしやすい環境でした。
現代のマシンでは、DRS無しでのオーバーテイクはほとんど不可能です。

Source: Prost: Ditch the V6s and pump up the power! | en.f1i.com

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ヒュルケンベルグ「RS17には改善が必要」

予選のパフォーマンスは良いものの、レースペースで苦戦しているルノー。
ニコ・ヒュルケンベルグは、彼のマシンRS17には多くの改善可能なポイントがあると認めています。

「良いペースを持っているが、私たちはまだ多くの分野を開発しなければなりません」とヒュルケンベルグ。「ポテンシャルはあるし、基本パッケージはかなり良いことがわかっています」

しかしルノーがチャンピオン争いを期待するのは、まだ時期尚早なようです。

「ここには適切な仕組みが整っていると思いますよ。予算の不足はどこにもありませんし、どこにでも改善の余地があると思っています。すべては細かい部分なんです。多くの異なる分野の開発チームが、最近はそこに目を向けて取り組んでいます」

レースペースを改善すべく、バーレーンのテストでは新しい空力パッケージを試したルノー・チーム。テストの結果も上々だったようですから、今後は巻き返してくるでしょう。

Source: Hulkenberg tells Renault what he doesn’t like about the RS17 | en.f1i.com

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マクラーレン、インディ500にスタッフ派遣

みんなアロンソに気を遣いすぎていると思う。

マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は、来月のインディ500でフェルナンド・アロンソを走らせる手伝いをすべく、マクラーレンからスタッフを送り込むことを明らかにしました。
ただし主導権はアンドレッティ・オートスポートが握るようです。

「われわれはインディ500で素晴らしい経験を得た数名のスタッフを手に入れることができます」とブラウン氏。「だからといってF1への努力を欠いたり、取り除くことはありません」

アロンソに帯同するスタッフは、彼ら自身に関連する仕事を、インディカーのファクトリーで経験をすることになりそうです。

Source: McLaren to send small support crew to Indy for Alonso

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ジル・ビルヌーブ・サーキットが鋭意改装中!

毎年カナダGPが行われている、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットが、安全対策のさらなる充実のために改装されました。
今年のF1マシンのスピード向上に伴うもので、ガードレールやタイヤバリアに関する変更がほとんどだそうです。

多くのチャンピオンたちを飲み込んできた最終シケイン立ち上がりの「ウォール・オブ・チャンピオンズ」も、コーナーの角度が若干変更された他、いくつかのサンドトラップも舗装に置き換わりました。

カナダGPを得意としていたミハエル・シューマッハーも、1999年にはウォールの餌食となった。

画像の出典: f1madness.co.za

工事は現在も行われており、予定どおりなら5月中旬には完了します。
今年のカナダGPは、6月9日開幕です。

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前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年4月20日号)| 車知楽

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デイリーF1ニュース(2017年4月22日号)| 車知楽

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