デイリーF1ニュース(2017年12月7日) F1、2018年のカレンダーを正式発表

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • F1、2018年のカレンダーを正式発表
  • グリッドペナルティの変更を決定
  • ピレリ、スーパーハードタイヤを擁護

それではご覧ください。


F1、2018年のカレンダーを正式発表

FIA世界モータースポーツ評議会が、2018年のF1カレンダーを発表しました。


セキュリティ面での不安が懸案となっていたブラジルGPも、「独立したセキュリティ専門家の確保」「サーキットのおける警察への利ポーティング・ハブの実現」「プロモーターセキュリティ」「警察とF1関係者のコミュニケーションの改善」といった対策を施すことで、カレンダーに残りました。

全21戦というスケジュールは、2016年に並び、F1の歴史で最長のものです。

注目の3週連続開催は、フランス、オーストリア、英国で開催されます。
とくにフランスは10年ぶりのグランプリ復帰ですが、サーキットはマニクール(91〜08年)ではなく、ポール・リカール(90年以前に開催されていた)に戻されました。

Source: FIA finalises 2018 calendar but urges security improvements at Interlagos | f1fanatic.co.uk

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グリッドペナルティの変更を決定

FIA世界モータースポーツ評議会は、F1の2017年シーズンで議論の的になっていた「パワーユニット故障時のグリッドペナルティに関するルール」を変更しました。

まず、来年からはグリッドペナルティの最大数が「15」に制限されます。
今季は30〜40グリッド降格というペナルティが頻発していたものの、現在のF1は20台しか参戦していないため、あくまで名目上の数字になってしまっていました。
来季からは、これが現実に即した数字に修正されるというわけです。

そのため来季のグリッドペナルティも、今季とほとんど変更はありません。
しかし複数ドライバーが15グリッドを越えるペナルティを受けた場合の処理が変わります。

15グリッド以上のペナルティを受けたドライバーは、基本的に最後方グリッドからのスタートとなります。
つまりその場合は予選でポール・ポジションを取ったとしても、20番グリッドからスタートすることになるわけです。

では15グリッド以上のペナルティを受けたドライバーが複数いる場合はどうかというと、ペナルティが課せられた順番に配置されます。
時間的に後からペナルティを課せられた方が、より後方のグリッドからスタートするわけです。

Source: Power unit grid penalties change announced for 2018 | f1fanatic.co.uk

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ピレリ、スーパーハードタイヤを擁護

ピレリが来季投入する新コンパウンドには、ハイパーソフトの他に、スーパーハードというものがあります。

でも今年はただでさえ「全体的にタイヤが固い」という批判が多かったシーズンです。
なのでハードタイヤがレースで使われることはありませんでした。

にもかかわらず、なぜさらに固いスーパーハードを投入するのかという疑問に、ピレリのマリオ・イゾラが答えています。

基本的に、スーパーハードタイヤを使用しないことを前提としています」とイゾラ。「しかし開発された新車の速さがどの程度なのかを推し量るのは難しく、いくつかのコーナーは極めて危険です」

「ハードタイヤは、タイヤを複数使えるサーキットなら十分ですが、レギュレーションではシーズン中に別の化合物を加えることが可能です。後で謝罪するよりも、安全である方が良いでしょう」

あくまで保険として用意されたコンパウンドのようですね。
ピレリはF1に復帰してからというもの、散々批判に晒されてきましたから、念には念を入れての措置ということでしょう。

Source: Pirelli defends new 'super hard’ tyre compound | en.f1i.com

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