デイリーF1ニュース(2018年4月18日) ルノー、カナダGPで30馬力のパワーアップを計画か
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ルノー、カナダGPで30馬力のパワーアップを計画か
- ウィリアムズ「マルティーニ喪失後のことは心配していない」
- リカルド、次は2年契約か
それではご覧ください。
ルノー、カナダGPで30馬力のパワーアップを計画か
先日、ホンダが27psアップしたパワーユニット(PU)の投入を計画しているという噂が流れてきましたが、ルノーも同様のことを考えているようです。
スペインのAS紙によると、30.4ps(英馬力表記だと30bhp)パワーアップを考えているのだそうです。
これによりルノーPUは963.2ps(950bhp)に達するとAS紙は報じていますが、メルセデスやフェラーリは1000ps近いパワーが出ていると推測されるため、PU間の格差を完全に埋めるには至らないと思われます。
ホンダのアップデートも、27psではなく40.5ps(40bhp)アップになるのではないかという情報もあり、ルノーvsホンダの熾烈な開発競争は、情報戦も含めてしばらく続きそうな雲行きです。
ちなみにレッドブルはホンダに対し、来年からレッドブル・レーシングにエンジンを供給する条件として、「ルノーと同等のPU」要求しているとAS紙は述べています。
Renault planning engine power boost for Canada | en.f1i.com
ウィリアムズ「マルティーニ喪失後のことは心配していない」
今季かぎりでメインスポンサーのマルティーニ・エ・ロッシ社を失うウィリアムズですが、来季以降の資金調達に関しては、あまり心配していないようです。
「マルティーニが離れることを心配していません」と語るのは、副代表のクレア・ウィリアムズです。
「確かに、彼らが離れるのは残念です。本当に私はそう感じています。なぜなら彼らは私たちがチャンピオンシップで9位になった2013年にチームに来て、サポートすることにとても寛大だったからです」
「彼らは財政支援のみならず、リフレッシュされた若々しいアイデンティティをもたらしてくれました。本当にそれを探していたんです。そして人々はそれを求めた。彼らはウィリアムズ・ファミリーの一員です」
「だから彼らを失うのは、私たちの視点からすると非常に悪いことなのですが、私たちは彼らを置き換えます」
「置き換わるのがタイトルスポンサーなのか、それぞれが100万ドルを提供してくれる10のパートナーなのかは気にしません。レースに向かう予算があれば、それで問題はないのです」
スポンサー探しをしなければならない大事な年に低迷しているのは、ウィリアムズにとって痛手です。
ランス・ストロールのパパが買い取るのか、あるいはセルゲイ・シロトキンを支えるロシアン・マネーが買収するのかはわかりませんが、大口のパトロンを見つけないと、チームの長期低迷につながりかねません。
古豪なので何とか復活してもらいたいのですが……。
Williams says departing title sponsor Martini will be replaced | racefans.net
リカルド、次は2年契約か
今季でレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドは、あまり長い契約を結びたくないのだそうです。
その理由は、F1というスポーツの不安定さにあるのだとか。
「このスポーツがどこに行くのかわからないので、長すぎる契約にサインすることは望まない」とリカルド。「人生がかなり速くなってきていると感じる。毎年何かが変わるかもしれないので、4年以上も自分を縛り付けたくない。そういうのをもうやりたくないんだ」
「理想をいえば、2年契約にサインしたい。2年後、間違いなく私は安心していられるだろう。3年目にはルールの変更があるので、たぶんそのとき何が起こるか様子を見ると思う」
2021年からはエンジンルールが変更されるだけでなく、もしかすると予算制限も行われるかもしれません。
F1の勢力図が大きく変わるときに移籍するというのは、一種のギャンブルになるかもしれません。
Source: Ricciardo seeking two-year deal | pitpass.com
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