デイリーF1ニュース(2018年6月22日)フェルスタッペンはホンダを歓迎
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- フェルスタッペンはホンダを歓迎
- メルセデス、フランスでもアップグレードPUを使えない可能性
- ボッタス「ポールリカールのシケインでは抜けない」
それではご覧ください。
フェルスタッペンはホンダを歓迎
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ホンダとのエンジン供給契約を喜んでいるようです。
「彼らが今年示したパフォーマンス、特にカナダでの改善を見ると、契約は非常にポジティブだよ」とフェルスタッペン。
「彼らは改善を続け、人々を適切な場所に配置している。僕はその決定を信じているし、チームは契約に署名したのだから、そのことを明確に信じている」
「ホンダがレッドブルとトロロッソのためだけに仕事をしている状態はエキサイティングだし、純粋に車に合わせてデザインされている。それもまたとても良いと思う」
昨年日本のHRD Sakuraを見学したことも、フェルスタッペンに良い印象を与えたようです。
「ファクトリーの設備はとても良く見えた。ホンダとルノーのファクトリーの違いを見るために歩き回ったのはとても良かった」
「すべての設備やダイノなどをどのように構築したのかという話や、スタッフは非常に印象的だった。とても効率的に見えたから、楽しい一日だったよ」
レッドブルがホンダとルノーのファクトリーを比較した結果ホンダを選んだというのは、非常に勇気づけられる話ですね。
Source : Verstappen gives two thumbs up to Red Bull-Honda deal | f1i.com
メルセデス、フランスでもアップグレードPUを使えない可能性
メルセデスは元々カナダGPでパワーユニット(PU)のアップグレードを行う予定でしたが、信頼性に不安があったためにカナダでの投入を見送り、満を持してフランスに新仕様のPUを持ち込む予定でした。
しかしメルセデスによると、アップグレードを行うかどうかは、金曜日まで最終決定を行わないそうです。
つまり、アップグレードしない可能性について公式に認めたことになります。
今季はPUエレメントのうち、ICE(内燃機関)、ターボ、MGU-Hの3つについては、年間使用基数が3基に制限されています。
今年は全21戦ですから、ペナルティを回避しつつアップグレードを行うなら、ここで投入するのが最適のタイミングです。
古いPUを引き伸ばすのは、信頼性の観点からすると得策ではありません。
「確かに新しいエンジンを使う必要がある」と語るのは、メルセデスのバルテリ・ボッタスです。「なぜならもう1つは既に7レース使用しており、古いからだ」
「新しい仕様を使いたいと思っているが、できるかどうかを明日確認する必要がある」
「勝利のために戦うためには、いくつかの改善が必要だ。勝つことができればいいと思うが、車を改善する必要もある」
最近のメルセデスは、なんだからしくないなあと感じます。
バルセロナと同じくトレッド面のゴム厚が薄いタイヤが投入されるポールリカールで、スペインGPのような圧勝の再現があるかと思っていたのですが、難しいかもしれません。
Source : Mercedes drivers may not get upgraded engines in France | racefans.net
ボッタス「ポール・リカールのシケインでは抜けない」
久方ぶりのF1開催となるポール・リカールには、2つのDRSゾーンが設置されます。
1つはホームストレート、もう1つはバックストレートの「ミストラル・ストレート」です。
ポール・リカールには数多くのレイアウトがあるのですが、今回はミストラル・ストレート後にシケインを設置するレイアウトが選択されました。
しかしバルテリ・ボッタスは、シケインは無い方が良いと主張しています。
「ここでは追い抜くのが非常に難しいと思う」とボッタス。「率直に言うと、バックストレートにシケインが無ければ、長いスリップストリームでいくつかのチャンスが生まれたと思う」
「しかしこのトラックでは、現状追い越しが難しいと思うので、予選が非常に重要になるだろう」
シケインがあっても、ミストラル・ストレートでは最高速が340km/hに達すると予想されているため、FIAとしてはシケイン無しのレイアウトは選択できなかったのでしょう。
退屈なレースにならないことを祈るばかりです。
Source: Paul Ricard’s chicane will make overtaking difficult – Bottas | racefans.net
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