デイリーF1ニュース（2018年6月19日）レッドブル・ホンダ誕生!!
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- レッドブル・ホンダ誕生!!
- ルノー「レッドブルとの提携終了は自然な展開」
- ルノー「ニューウェイやベッテルと契約するつもりはない」
それではご覧ください。
レッドブル・ホンダ誕生!!
レッドブルがホンダと2019年から2年間のエンジン供給契約を結んだことを正式に認めました。
レッドブル・ホンダが、ついに誕生したのです。
「ホンダとのこの複数年契約は、グランプリの勝利のためだけではなく、我々が常に目標としている選手権タイトルのために尽力している、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのエキサイティングな新しいフェーズの始まりを示している」と語るのは、レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーです。
「我々は常にこのような意思決定を冷静に行っており、唯一の基準を念頭に置いている。我々がより高いレベルで競争できると信じることができるかだ」
「慎重な検討と評価の結果、ホンダとのパートナーシップがチームの正しい方向性だと確信した」
来年からホンダは、レッドブルとトロロッソの2チームにエンジンを供給することになります。
レッドブルの今回の決定には、カナダでホンダが投入したアップグレード版パワーユニットに対する評価も影響しているはずです。
ホンダとルノーのパワー差は、完全に無くなったと見てよいでしょう。
Red Bull confirms Honda F1 engine deal | motorsport.com
ルノー「レッドブルとの提携終了は自然な展開」
長年のパートナーを失ったルノーが、レッドブル・ホンダ誕生について短いコメントを発しています。
「ルノースポール・レーシングは、レッドブル・レーシングとホンダのパートナーシップの発表を認めています」
「ルノーがワークスチームとして復帰してから2年、ルノーとレッドブル・レーシングのそれぞれの願望を考慮すると、これが自然な展開であると考えています」
「非常に厳しい競争環境において、過去12シーズンにわたりレッドブル・レーシングとともに達成した驚異的な結果を誇りに思います」
レッドブルのクリスチャン・ホーナーもルノーに謝辞を述べています。
「我々は時に見解の相違があったが、ルノーは常に努力を続けており、競争力のあるパワーユニットを提供するために最善を尽くしてきた」
「今日においてもそれは変わらない。ルノーチーム、特に毎レース我々のガレージに居てくれたスタッフに感謝したい」
かつては最強を誇ったルノーエンジンですが、ターボ化されて以降は苦戦続きでしたから、このような展開になるのは避けられなかったと思います。
Source : Renault sees Red Bull split as 'natural evolution’ | f1i.com
ルノー「ニューウェイやベッテルと契約するつもりはない」
レッドブルという優勝可能な供給先を失うルノーは、ワークスチームかマクラーレンに希望を託すしかありません。
ルノーは技術部門の立て直しのためにFIAの大物エンジニアを立て続けに引き抜きましたが、最近ではレッドブルのエイドリアン・ニューウェイを狙っていると噂になっていました。
しかしルノー・グループを率いるカルロス・ゴーンCEOは、ファクトリーに数億ドルもの資金を費やすつもりはないようです。
「2020年までに表彰台の頂点に戻るための準備は整っている」とゴーン氏。「目標は、責任ある経済状況で勝つことだ」
「もちろん予算の限界がなければ、我々は世界最高のドライバーを雇うだろう。だが我々は最も金持ちなチームになるつもりはない」
「過去には最も多くのお金を費やしたり、最高のドライバーを有するチームでなくとも、勝つことができると証明されている」
最高のドライバーがいないチームが勝つときには、最高のマシンを持っていることがほとんどです。
そして最高のマシンを作るには、最高のファクトリーと最高のエンジニアが必要であり、そのためにはやはり大金がかかります。
コストをかけずにニッチを狙うやり方は、市販車を開発・販売する上では正しいのでしょうけれど、モータースポーツでは通用しないでしょう。
Source: Renault 'resisting big name signings’ like Vettel and Newey | f1i.com
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