デイリーF1ニュース(2018年6月16日)アロンソ「マシンの競争力はF1継続と関係無い」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アロンソ「マシンの競争力はF1継続と関係無い」
- マクラーレン、ル・マン参戦を決断か
- スパ・フランコルシャンがF1との契約を延長
それではご覧ください。
アロンソ「マシンの競争力はF1継続と関係無い」
フェルナンド・アロンソとマクラーレンの契約は、2018年末で切れます。
そこで注目されるのが、アロンソの去就です。
ホンダからルノーにエンジンをスイッチすれば優勝争いも可能だと豪語していたマクラーレンですが、現実には中団グループのトップに立つことすら難しい状態です。
そんなマクラーレンとの契約を延長せず、このままF1から引退するのではないかと言われていたアロンソですが、当の本人はチームの競争力を問題視していないようです。
「私はF1が大好きなので、ここで18年間暮らしてきた」とアロンソ。「このカテゴリーを楽しんでいるので、ここに居続ける」
「最後に選手権を争える車に乗ったのは、2007年(マクラーレン・メルセデス初年度)だった。残りの全期間は、トップやシーズンを制覇したチームのパフォーマンスとはかけ離れている」
「来年どのくらい競争力があるかは考えていない。なぜなら予測するのは不可能だからだ。スポーツとはそういうものだろう」
つまりマシンの競争力と、F1を続けるかどうかは無関係だということですね。
アロンソはザック・ブラウンが「ドライバーのニーズを理解している」点を重要視しているようです。
もしかするとブラウンとの関係から、マクラーレンに残留するかもしれません。
Alonso insists his future depends on where F1 is headed| f1i.com
マクラーレン、ル・マン参戦を決断か
ル・マン24時間レースを主催するACO(フランス西部自動車クラブ)とFIAは、2020~2024年のWEC(世界耐久選手権)トップカテゴリーのレギュレーションについて発表しました。
それによると、ハイブリッドは維持され、4WDのままであるものの、コストはこれまでの1/4に抑えられるそうです。
年間のコストは2500~3000万ユーロ程度となります。
外観についても変更され、ブランドを明確に示す「ハイパーカー」コンセプトになるそうです。
ブランドごとの違いを明確にするという観点は、アメリカのウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに近いものだといえます。
マクラーレンのザック・ブラウンも、この新レギュレーションに注目しているようです。
ブラウンは「ルールは良いと思う」と語り、2500万ユーロ程度の予算を想定していると打ち明けています。
マクラーレンには「セナ」の名を冠したハイパーカーがありますし、予算的にもマクラーレンの企業規模で十分拠出可能なレベルです。
1998年以来のル・マン復帰もあるかもしれません。
Source : McLaren to decide on Le Mans return by end of year | crash.net
スパ・フランコルシャンがF1との契約を延長
今年限りでF1との契約が切れるスパ・フランコルシャン・サーキットが、F1との契約を延長しました。
新たな契約は2019~2021年までの3年間です。
これで今年契約満了となるグランプリは、日本とドイツだけとなりました。
鈴鹿はF1との交渉が難航しているようですし、観客動員数も右肩下がりですが、なんとか日本GPを存続させてもらいたいところです。
Source: Spa extends F1 race deal to 2021 | racefans.net
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