デイリーF1ニュース(2018年6月15日)レッドブルのエンジン決定はフランスGP後
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- レッドブルのエンジン決定はフランスGP後
- メルセデスとハミルトンの契約延長はフランスGPで
- ル・マン24時間予選、トヨタ8号車がポールポジション
それではご覧ください。
レッドブルのエンジン決定はフランスGP後
エンジンサプライヤーのルノーはレッドブルに対し、5月中に来年のエンジンを決定することを要求していました。
しかし、レッドブルは決定を先送りしています。
ルノースポールF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、「オーストリアにおいて、我々のオファーはもはや存在しない。彼らはホンダと話しをしなければならない」と今週コメントし、レッドブルに最後通告を行いました。
それに対しレッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「フランスGPとオーストリアのレースの間に我々の決定を発表する」と語っています。
またマルコは、ホンダがカナダで投入したアップデートにより、20馬力のパワーアップを果たしたことを示唆しました。
また、夏休み後の進化にも言及しています。
カナダGPではピエール・ガスリーが、ハースやフォース・インディアのマシンをストレートでオーバーテイクするというシーンがありました。
装着タイヤの差もあったものの、これまでのホンダエンジンでは無理だったはずです。
レッドブル・ホンダが誕生する可能性は、日に日に高まっています。
Red Bull not giving in to Renault ultimatum | f1i.com
メルセデスとハミルトンの契約延長はフランスGPで
開幕前から契約延長交渉をしていたメルセデスとルイス・ハミルトン。
両者とも契約延長に同意していたものの、正式な契約締結が遅れていました。
ようやくそれがフランスGPで発表されるようです。
ここまで遅れた原因としては、高額なハミルトンのサラリーや、ハミルトンが2年間の契約を求めている(つまり2021年からの新レギュレーションに合わせて移籍できる)こと、そしてレッドブルのダニエル・リカルドの去就などが挙げられています。
ハミルトンが残留した場合、メルセデスはチームメイトにリカルドを招くことはしないでしょう。
かつてのニコ・ロズベルグとハミルトンのような、チームメイト間の鋭い対立を避けるためです。
よって今年限りで契約の切れるバルテリ・ボッタスも、ハミルトンと同様に契約延長する可能性があります。
Source : http://www.f1i.com/news/307220-hamilton-deal-paul-ricard.html | f1i.com
ル・マン24時間予選、トヨタ8号車がポールポジション
今年のル・マン24時間レースのポール・ポジションは、トヨタ・TS050の8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ組)が獲得しました。
中嶋一貴が記録したタイムは3分15秒777という驚異的なものです。
ユノディエールにまだシケインが無かった頃(1988年まで)のタイムと変わらない(1988年の予選PPタイムはザウバー・メルセデスC9の3分15秒04)、今のLMP1マシンの凄まじさがわかりますね。
2番手にもトヨタ7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス組)が入り、トヨタが1-2体制を維持。
万全な状態で決勝に臨めそうです。
LMP2クラスは#48 IDEC SportがPP獲得。
LMGTE Proクラスはポルシェが予選1-2で最速。
LMGTE Amクラスもデンプシー-プロトン・レーシングのポルシェが最速でした。
GTクラスではポルシェが復権しているようですね。
Source: Toyota takes pole position at the 2018 24 Hours of Le Mans | lemans.org
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