デイリーF1ニュース(2018年6月13日)アロンソの才能は浪費されているのか?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アロンソの才能は浪費されているのか?
- トロロッソはハートレーを支持しているが……
- フランスGPのタイヤセレクト
それではご覧ください。
アロンソの才能は浪費されているのか?
bbc.comのコラムにおいて、元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが、マクラーレンを批判しています。
内容としては、
- ホンダからルノーにエンジンを変えても、競争力はさほど変わっていない。
- ホンダとの提携を解消したせいで、莫大な資金援助を失った。
- スペインでのアップデートを経ても、車は速くならず、信頼性も低いままだ。
- アロンソの才能が浪費されている。
……といったもので、これまで言われてきたことがまとめられているのですが、最後の4に関しては、アロンソは完全な被害者とは言えないでしょう。
彼はその才能ゆえに2度もワールドチャンピオンになりましたが、その才能ゆえにチームと衝突を繰り返したのも事実なわけです。
彼はこれまでにルノー、マクラーレン・メルセデス、フェラーリと、当時のトップチームを渡り歩いてきましたが、いずれのチームでも調子が悪いと歯に衣着せぬ批判を繰り返し、結局移籍するということを繰り返してきました。
本来エースドライバーならば、チームの苦労を共に分かち合い、辛い時期を協力して乗り越えようとするのが普通です。
フェラーリに移籍した直後のセバスチャン・ベッテルや、昨年「ディーバ」に悩まされていたときのルイス・ハミルトンも、チームを罵るのではなく共に協力して問題を解決していました。
ピエール・ガスリーにもエースドライバーの風格がありますよね。
でもアロンソの場合は、チームが苦労していてもどこか他人事です。
「自分は完璧にやっている」と言いたげですし、実際に彼は完璧な走りをしているのですが、それだけではチームは良くなりません。
アロンソは速いのですが、リーダーシップに欠けています。
Canada GP: Jolyon Palmer column – will McLaren’s problems see Alonso leave F1? | bbc.com
トロロッソはハートレーを支持しているが……
シートが危ういとされるブレンドン・ハートレーですが、トロロッソは彼を支持しているといいます。
「彼に成功してほしい」と語るのは、トロロッソのチームマネージャーであるグラハム・ワトソンです。
「トロロッソチームとして、私たちはブレンドンを100%支持しています」
ところがハートレーの去就を決めるのは、実はトロロッソではありません。
「ドライバーは主にレッドブルのコントロール下にあります。チームとしては2人のドライバーと一緒に働いて、将来的にはワールドチャンピオンになる能力を身に着けることに挑戦してもらうのです」
「私たちはトロロッソのドライバーに何が起こるのかを、実際にコントロールすることはできません」
ヘルムート・マルコがどのような判断を下すかが全てということのようです。
Source : Hartley has the full backing of Toro Rosso, but does it matter? | f1i.com
フランスGPのタイヤセレクト
フランスGPで各チームが使うコンパウンドごとのタイヤセット数が明らかになりました。
ウルトラソフトを10セットチョイスするというアグレッシブな選択をしたのはウィリアムズのみで、あとは8ないし9セットというのが大半です。
最近好調のレッドブルはウルトラソフトを7セットと少なめにし、ソフトとスーパーソフトをそれぞれ3セットずつというコンサバティブな選択をしてきました。
地元GPのピエール・ガスリーは、ウルトラソフトこそ8セットなものの、スーパーソフトを4セットと多めにチョイスし、ソフトは1セットのみという変則的な選び方をしています。
ソフトは1セットだけという選び方をしているのは、ガスリーの他にセバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、カルロス・サインツ、ケビン・マグヌッセン、シャルル・ルクレール
などです。
Source: Red Bull goes conservative for France | pitpass.com
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