デイリーF1ニュース(2018年12月13日)ストロールはオコンと同レベルのパフォーマンス
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- ストロールはオコンと同レベルのパフォーマンス
- カタルーニャ・サーキットがリバティ・メディアと契約交渉
- F1のスポンサーマネー、過去5年で25%も減少
それではご覧ください。
ストロールはオコンと同レベルのパフォーマンス
レーシング・ポイントF1を率いるオトマー・サフナウアーは、新たに加入したランス・ストロールのシミュレーターでのパフォーマンスが、エステバン・オコンと同レベルであると語りました。
「ランスは車で過ごす彼の時間を何よりも大切にしていた」とサフナウアー。「彼は車を思い通りに動かせると言っていたので、良かった」
「そして我々はランスに対し、正に感銘を受けた。我々は彼がシミュレーターで走ったときにも、既に感心していた。彼のペースはとても早く、シミュレーターではエステバンのレベルに達していた」
「我々はシミュレーターでのペースをトラックでも期待していたが、彼はそれをやってのけた。彼はトラックでも非常に速かった」
ランスの父はレーシングポイントF1のチームオーナーですから、どこまでが本当の話かはわかりません。
まだシーズンインしていませんし、リップ・サービスの部分もあるでしょう。
セルジオ・ペレスとのチームメイト対決を通じて、ランスの真のパフォーマンスが見えてくるでしょう。
Source: Stroll ‘at Ocon’s level in simulator’ – Szafnauer – racefans.net
カタルーニャ・サーキットがリバティ・メディアと契約交渉
スペインGPの開催地であるカタルーニャ・サーキットが、2020年以降の契約を巡り、リバティ・メディアと交渉する準備を進めています。
目的はもちろん、F1に収めている開催権料を値切ることです。
カタルーニャ・サーキットはF1を開催するために、地方政府からの補助金を利用しています。
その額は250万ユーロでしたが、今後は150万ユーロに減額されるそうです。
シルバーストーン、ホッケンハイム、モンツァなど、最近はF1側としたたかに交渉するサーキットが増えています。
F1としては放映権料の伸びが期待できない中で、開催権料も値切られるとなると、収入は減る一方です。
結局のところ、F1が人気を取り戻すしか道はありません。
Source: Barcelona keeping its cards close to its chest with Liberty Media – f1i.com
F1のスポンサーマネー、過去5年で25%も減少
F1チームのスポンサーシップを合計した金額が、ここ5年間で25%も減少していることがわかりました。
フォーミュラ・マネー・スポンサーシップ・データベースによると、2013年には7億8000万ポンド(約1,122億円)でしたが、2018年は6億1630万ポンド(約886億円)まで目減りしています。
2016年限りでマノーが撤退したため、チーム数が11から10に減りましたが、1チームあたりの平均スポンサーシップ金額も18%以上減少しているため、チーム数の減少が、スポンサーマネー減少の主な要因ではありません。
フォーミュラ・マネーによると、2018年には198社が229のスポンサーシップ契約を結んだそうです。
1契約あたりの平均金額は271万ポンド(約3.9億円)ということですから、小口の契約も多いのでしょう。
グランプリで最大のスポンサーは、メルセデスのタイトルスポンサーであるペトロナスです。
彼らの契約は5,980万ポンド(約86億円)と推定されています。
チーム別のスポンサーシップ金額でトップだったのは、やはりフェラーリでした。
彼らは年間1億3680万ポンド(約197億円)を得ています。
各チームの平均スポンサーシップ金額は、6,160万ポンド(約88.5億円)でした。
タバコマネーがあった2005年は、各チームが平均8,070万ポンド(約116億円)を受け取っていたそうなので、やはりタバコ広告の規制は痛手だったようですね。
Source: New report reveals 25% drop in F1 team sponsorship – pitpass.com
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