デイリーF1ニュース(2018年12月12日)サインツ、マクラーレンの復活を確信
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の3本です。
- サインツ、マクラーレンの復活を確信
- ボッタスがWRカーでラリーに参戦!
- 「全開」のフォーミュラEは退屈!?
それではご覧ください。
サインツ、マクラーレンの復活を確信
マクラーレンに移籍したカルロス・サインツですが、チームの成績とは対照的に、悲壮感は見られません。
「(チームに合流後も)多くの人が頭を掻きむしる姿は見ていない」とサインツ。「彼らは何が起こったのか、そしてどのように改善する必要があるのかについて、非常にハッキリとした構想を持っていることがわかった」
「私がマクラーレンに着いたとき、彼らは何が起こったのかを説明し、プレゼンテーションしてくれた。だから私には、そこにどれほど明晰な頭脳を持った人がいるのか、強いリーダーシップがあるのか、我々がどこにいくのかがわかっているので、非常にポジティブだ」
とはいえサインツも、すぐに復活するとは考えていないようです。
「それが来年機能するか、それともしないのかは、わからない。我々は方向性を持っているし、分析もしている。それには時間がかかるだろう。それが私に言える全てだ」
「私はこのチームを誇りに思っている。私は良い助けになれると思っているし、彼らと一緒に私も改善することができるからだ」
マクラーレンが以前のような常勝チームに返り咲くのは、ほぼ不可能だと思います。
ベスト・オブ・レストを争うにも、エンジンのパワーが足りていませんし、今後も厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
Source: Carlos Sainz Jr: McLaren F1 presentation shows recovery possible – autosport.com
ボッタスがWRカーでラリーに参戦!
メルセデスのバルテリ・ボッタスが、何とラリーに出場するそうです。
しかもフォード・フィエスタWRCで走るのだとか。
ボッタスの乗るフィエスタWRCは、本年度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・オジェと同スペック、つまり完全なワークス仕様のマシンとなります。
ボッタスが出場するのは、フィンランド選手権の開幕戦であるアークティック・ラップランド・ラリーです。
コ・ドライバーは、ティモ・ラウティアイネンが担当します。
ラウティアイネンは、かつてマーカス・グロンホルムと共に、プジョーで2度ワールドタイトルを獲得した人物です。
「これはラリーの世界を覗き見る、非常にユニークな機会だ」とボッタス。「ワールドラリーカーでの経験が無いので、私にとっても全く新しい領域だ」
「それでも、私がレースカードライバーであるときには、運転している車が何であれ、常に全開で行くよ!」
ボッタスはラリーの直前に2日間のテストを行う予定ですが、ペースノート走行の経験が全く無いそうので、難しいチャレンジになるでしょう。
でも良い気晴らしにはなると思うので、来季のF1に向けて、ぜひモチベーションを高めてもらいたいですね。
Source: BOTTAS TO DRIVE WRC-WINNING FIESTA – wrc.com
「全開」のフォーミュラEは退屈!?
今季から新シャシー(Gen.2)が導入されるフォーミュラE(FE)ですが、昨季のチャンピオンであるジャン・エリック・ベルニュは、レースが退屈になることを懸念しています。
「私が抱いている唯一の懸念は、非常に重大なものだ」とベルニュ。「長いセーフティ・カーがあった場合、レースはフラットアウト(全開)になる」
「これはチャンピオンシップのDNAではない。我々は全開のレースを望んでいない。レースを通じてエネルギーを節約することが重要だと思っている」
「私はショーのために、スペクタクルのために言っている。もしオーバーテイク無しで互いに追いかけるだけのレースになれば、人々は退屈してしまう。それはチャンピオンシップが望むものではない」
「私が間違っていることを願うよ。しかし、もし最初のレースで、たぶん我々がFEで毎レースのように見てきた、いくつかのクラッシュを目撃し、全開のレースでオーバーテイクできず、そして互いに追いかけるだけになったら、何かを変えなければならないと思う」
FEは結構オーバーテイクが多い印象があったのですが、電費レースゆえだったのかもしれませんね。
ベルニュの懸念が現実のものとならないことを祈ります。
Source: ‘Boring’ flat-out races possible in new Formula E format – Vergne – racefans.net
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