デイリーF1ニュース(2018年9月9日)メルセデス「レースでのパワーはフェラーリに匹敵」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- メルセデス「レースでのパワーはフェラーリに匹敵」
- FIA会長「F1がEVになることはない」
- F1、マイアミでもイベントを実施か
それではご覧ください。
メルセデス「レースでのパワーはフェラーリに匹敵」
パワー競争でフェラーリの先行を許したメルセデスですが、パワーサーキットのモンツァでは、見事優勝を果たしました。
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の自滅があったとはいえ、跳ね馬と互角に戦えたことは収穫です。
「予選において我々は、全てのストレートで負けていた」と語るのは、シルバーアローを率いるトト・ヴォルフです。
「これは決して言い訳ではないが、予選のストレートで我々は0.3秒を失っていた。しかしレースにおいてはそうではなかった」
「彼らが1周でデプロイできるパフォーマンスは、レースを通して複製できるものではないようだ」
しかしベッテルは、1周目の接触でマシンをひどく損傷していたと主張しています。
ベッテルが万全の状態であったら、ルイス・ハミルトンのペースを上回っていたかもしれません。
Source: Mercedes closer to Ferrari power levels in race trim – Wolff – racefans.net
FIA会長「F1がEVになることはない」
少し前に、F1のモータースポーツ・ディレクターであるロス・ブラウンが「グランプリレースは今後10年間でオールエレクトリックシリーズになる可能性がある」と展望を語ったものの、フォーミュラE(FE)の主催者側から「FIAとは2039年までの独占契約がある」と反論された出来事がありました。
FIAのジャン・トッド会長も、フォーミュラEの独占的地位を認めています。
「FEのプロモーターと、シングルシーターにおける一定年数の独占契約を結んでいることは真実だ」とトッド。
「来るべき将来にF1がEVになるというのはデタラメだし、それは起こらないだろう。単にそれをすることができないからだ」
「FEはF1のようなパフォーマンスを持っていない。現時点においてFEが都市で開催されている理由のひとつは、例えばモンツァのようなサーキットでFEを走らせることに興味がないからだ」
「我々は2つの異なるカテゴリーについて話している。FEとF1を比較するのは完全な誤解を招く」
全固体電池が開発されれば、FEとF1のパフォーマンス差は近づくでしょうが、それでもまだF1の方が速いはずです。
それこそ2039年ごろにならなければ、両者のパフォーマンスが同等になることはないでしょう。
Source: Todt shuts down 'nonsense’ talk of electric future for F1 – f1i.com
F1、マイアミでもイベントを実施か
来年のマイアミGP開催は不可能となりましたが、同地でのデモンストレーション・イベントは開催されそうです。
このイベントは2019年10月17日に開催を予定しているもので、マイアミのビスケーン・ブールバードに690mのストレートを設置し、デモ走行を行います。
F1マシンはストレートの端でドーナツターンして、スタート地点に戻る形になりそうです。
4日間にわたるイベントでは、F1のデモ走行だけでなく、スーパーカーの展示やステージイベント、巨大なスクリーンによるレースのパブリックビューイングなども行われる予定です。
このイベントには全てのチームが参加するわけではありませんが、どのチームが参加するかはまだ不明です。
しかしマイアミGPと同様に、このイベントも住民の反対運動に直面しています。
やはりストリートレースを開催するのは簡単なことではありません。
Source: Plans for Miami demonstration event revealed – pitpass.com
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