デイリーF1ニュース(2018年9月7日)やっぱりルクレールはフェラーリ移籍?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- やっぱりルクレールはフェラーリ移籍?
- マクラーレンは「ラティフィ・マネー」を既に使用
- ミック・シューマッハー、来季のF2昇格を目指す
それではご覧ください。
やっぱりルクレールはフェラーリ移籍?
イタリアGPではキミ・ライコネンが快走を見せたものの、やはりそのシートはシャルル・ルクレールのものになるのかもしれません。
フェラーリ会長であるジョン・エルカーンの弟が所有するGarage Italiaという企業が、ルクレールのフェラーリ移籍を祝福するメッセージを、Facebookに投稿してしまったのです。
同社はその後メッセージを削除し、「夢が実現することを願っています」というメッセージに置き換えました。
Garage Italiaという企業が、ルクレールのフェラーリ移籍に関する確固たる情報を掴んでいるかどうかはわかりません。
でも移籍発表後に流すメッセージを準備していたのだとしたら……と考えると、ルクレールのフェラーリ移籍は、既に確定しているのかもしれません。
Source: Elkann jumps the gun, congratulates Leclerc on Ferrari drive! – f1i.com
マクラーレンは「ラティフィ・マネー」を既に使用
マイケル・ラティフィ(F2ドライバーであるニコラス・ラティフィの父)が所有するNidalaという会社が、マクラーレンの株式80万株を引き受ける代わりに、2億ポンド(約287億円)という巨額を支払ったことは、周知の事実です。
この2億ポンドは、3回の分割払いでマクラーレンが受け取ることになっており、1億ポンドはすでに支払われています。
今年の年末までにさらに5000万ポンドが支払われ、残りは来年になるそうです。
この「ラティフィ・マネー」の用途について、マクラーレン・グループの最高財務責任者(CFO)であるポール・バディンは、「ホンダとの提携解消によって悪化するキャッシュフローを補うために使った」と話しています。
「我々がその株式のために動いたのは、パフォーマンスが理由だ」とバディン。「F1カーからホンダエンジンを外すことは、F1における我々のキャッシュフローに重大な影響を及ぼすことになるだろうと、我々の決定をそう認識していた」
「我々は次の3年間、3年半、4年にわたってパフォーマンスを改善し、キャッシュフローを改善し、また連鎖的にスポンサーシップも改善させる、リカバリープランを持っている」
「しかしその期間中は資金調達しなければならず、それが株主資本の役割だ」
「当社は今後2~3年間で、キャッシュフローのポジションが改善すると見込んでおり、その期間内にキャッシュ・ポジティブに戻るだろう」
「しかし、もちろん投資は別として、それ(リカバリープランの達成)が来年になることはまずありえない」
3~4年という期間が予定されているのは、マクラーレンが2021年からの新レギュレーションに期待しているためです。
新レギュレーションでコストキャップ(予算制限)が導入されれば、投資が少なくて済むとバディンは語っています。
現状ではホンダ時代からパフォーマンスが改善するどころか悪化しているので、予定通りに事が運んでいるとは言えません。
こういう話が内部から出てきたということは、そろそろザク・ブラウンの地位も危ういのかなと思います。
Source: McLaren used Latifi’s £200m to cover cost of Honda split – racefans.net
ミック・シューマッハー、来季のF2昇格を目指す
ミハエル・シューマッハーの息子であるミック・シューマッハーは、来季F2にステップアップすることを目指しているようです。
ミックは今季の欧州F3にプレマ・セオドール・レーシングから参戦しており、7イベント消化した現時点では、ランキング4位につけています。
ランキング首位のダン・ティクトゥム(モトパーク)からは36ポイントも離されているものの、F3・1年目としては健闘していると言ってよいでしょう。
ミックはモンツァで行われたイタリアGPの週末に、ニコラス・トッド(FIA会長であるジャン・トッドの息子)と会ったそうです。
トッドはF2の強豪チーム・ARTグランプリの共同創設者でもあります。
また、今週末にはDTM(ドイツツーリングカー選手権)において、メルセデス・AMG C63のデモ走行を行うそうです。
既に多方面から注目を集めているミック・シューマッハーが、F1に上がってくる日もそう遠くないでしょう。
Source: Schumacher eyes plum ART F2 drive for 2019 – f1i.com
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