デイリーF1ニュース(2018年7月11日)ルノーがイギリスGPでハードタイヤを履いた理由

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ルノーがイギリスGPでハードタイヤを履いた理由
  • 第3のDRSゾーンはなぜ上手く行かなかったか?
  • ドイツGPにおける各ドライバーのタイヤセレクト

それではご覧ください。


ルノーがイギリスGPでハードタイヤを履いた理由

イギリスGPでは今季初めてハードコンパウンドタイヤが投入されましたが、ペースが遅いために、レースで使ったのはルノーニコ・ヒュルケンベルグだけでした。
なぜ彼だけがハードタイヤを履いたのでしょうか?

「ハードタイヤで行くことに決めた。多少遅いかもしれないけど、ワンストップで行きたかったからね」とヒュルケンベルグ。

「スタート直後の2・3ターンであった混乱を避け、その後はレースとタイヤをマネジメントするパターンだった」

ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、ルノー・R.S.18のマシン特性ゆえに、ハードタイヤを選択せざるを得なかったと言います。

「明らかにオーストリアのショックから来ている」とアビテブール。「そのような状況から、数日間それを学び、ミディアムとハードコンパウンドで行くという決断を下した」

「シルバーストンは、車の特性、パフォーマンスの不足、その他いくつかの要因からして、我々が不利なことを知っていたトラックだ」

「しかし我々はそれをひっくり返すことができた。これは素晴らしいことだ」

「他のどのチームよりもずっとタイヤを劣化させている車(=ルノーR.S.18)があることは分かっている。それは事実だ、我々はそれを知っている」

「我々は他のチームと比較して、ハードコンパウンドでしっかりしたペースがあると分かったので、我々はそれで進めることにした」

ルノーは信頼性にやや難があるものの、週末の仕事の進め方やレース運びが上手い印象です。
逆にトロロッソ・ホンダは、そういう点において若干見劣りします。

Renault explains why the Hard call was the right one – f1i.com

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第3のDRSゾーンはなぜ上手く行かなかったか?

イギリスGPでは「アビー」と「ファーム」という2つの高速コーナーを含むDRSゾーンが新たに設定されましたが、週末にいくつかのクラッシュを誘発しただけで、オーバーテイクを促進するという点では、上手く機能しませんでした。

失敗の理由は明白です。
コーナーがあるために、DRSを使用した状態で通過できなかったのです。
第3のDRSゾーンを、リアウィングのフラップを開けたまま通過できたのはレッドブルだけで、メルセデスすら「1秒間閉じなければならなかった(ボッタス)」という有様でした。

また、ピレリのマリオ・イゾラは、ドライバーたちがDRSの利用を控えた理由について「DRSを使うと、リアタイヤがスライドし過熱する危険性があるため」だとしています。
今年のイギリスGPは気温が高かったですし、シルバーストンはタイヤにかかる負荷が大きいため、コーナーでDRSを使用するのは非常にリスキーだというわけです。

DRSは当初こそ追い抜き促進ツール(あるいは順位入れ替え)として機能していましたが、今や見る影もありません。
マシンのレギュレーションが変わらない限り、オーバーテイクは困難なままでしょう。

Why Silverstone’s new DRS zone ‘didn’t help’ – racefans.net

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ドイツGPにおける各ドライバーのタイヤセレクト

ドイツGPで各ドライバーが選択したコンパウンドごとのセット数が発表されました。

ドイツに持ち込まれるのは「ミディアム」「ソフト」「ウルトラソフト」の3種類です。
スーパーソフトを飛ばしてウルトラソフトを持ち込むのは、これまでにもあったやり方です。

一番柔らかいウルトラソフトを10セット選んだのはルノー勢で、次に多いのはウィリアムズの9セットです。
その他のチームは7・8セットとなっています。

Top teams play it safe with German GP tyre choice – f1i.com

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