デイリーF1ニュース(2018年7月10日)アロンソが来季ルノーに移籍する可能性
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- アロンソが来季ルノーに移籍する可能性
- アリバベーネ「アリソンは恥を知れ!」
- F2の問題児はトランプ大統領の熱烈な支持者!?
それではご覧ください。
アロンソが来季ルノーに移籍する可能性
マクラーレンは組織やシャシーに問題があることをようやく認め、チームの再建に着手しました。
しかしその成果が現れるのは1~2年後でしょう。
一方、2年前からチームを再建してきたのがルノーです。
最近では安定してポイントを獲得できるまでに成長し、3強に次ぐ4番手の地位を固めつつあります。
そのルノーは、来季のドライバーラインナップを決めかねています。
カルロス・サインツがレッドブルからのレンタルなので、ルノーはレッドブルの決定を待つより他ないのです。
仮にサインツがレッドブルに呼び戻された場合、空いたシートにフェルナンド・アロンソが座る可能性があります。
2度のワールドチャンピオンは、勝てないマクラーレンからいつ出ていってもおかしくありません。
しかしルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、「私はその噂に拍車をかけたくない」とコメントしました。
「フェルナンドはまずF1を続けるのかどうか、自分が何をしたいのかについて決めなければならないと思う」とアビテブール。
「フェルナンドには敬意を表すが、我々と長期的な関係を築きたいというドライバーにもっと興味がある」
「我々がまだアロンソと契約を結ぶ可能性はあるが、1年契約では意味がない」
アロンソは今年の7月29日で37歳になりますから、長期契約を結ぶにはリスクがあります。
ルノーとしては現状維持が望ましいと考えているはずです。
Renault’s Abiteboul: 'No sense in hiring Alonso for just one year’ – f1i.com
アリバベーネ「アリソンは恥を知れ!」
イギリスGPで発生したキミ・ライコネンとルイス・ハミルトンの接触について、メルセデスのジェームズ・アリソンは「故意か、もしくは無能」ゆえに起こったという見解を示しました。
これに対しフェラーリを率いるマウリツィオ・アリバベーネは、「恥を知れ!」と激怒しています。
「誰が無能だって? キミ?」とアリバベーネは怒り心頭です。「ドライバーが車内で何をしているかについて、誰が彼に審判を仰ぐんだい?」
「もし彼が本当にそんなことを言ったのなら、彼は恥を知るべきだ!」
「アリソンは長年マラネロで働いていたが、今、我々がいるここ英国で、彼に紳士であるようにと諭している」
「我々はジャック・ビルヌーブ(インタビューをしたスカイ・イタリアの解説者だったようだ)の意見は受け入れよう。なぜなら彼はドライバーだったからだ。でもアリソンは?」
メルセデスとしては「故意じゃないのか?」という空気を作り出すことで、スタート直後の1コーナーでフェラーリに遠慮させることが狙いなのだと思います。
なのでアリソンも本気で言っているわけではないはずです。
Livid Arrivabene: 'Allison should be ashamed!’ – f1i.com
F2の問題児はトランプ大統領の熱烈な支持者!?
イギリスGPのサポートレースとして行われたF2では、前代未聞の事件が起こりました。
トライデントというチームのサンティノ・フェルッチが、下のツイートにまとめられている問題行動を起こしたのです。
もうライセンス剥奪でいいんじゃないかと思うような傍若無人ぶりですが、フェルッチに下されたのは2大会4レース(F2は1つの大会で2回レースを行う)の出場停止処分と、総額66,000ユーロの罰金でした。
そのフェルッチは、自分のマシンに「Trump – Make America Great Again」というスローガンを掲げて走ろうとしていたようです。
しかし国際競技規則の第10.6.2(a)項に、「国際競争に参加している競技者が、自らの自動車に政治的な広告を貼付することは認められない」とあるため、実際にスローガンが車体に掲載されることはありませんでした。
ちなみに2016年の大統領選挙期間中には、NASCARのリード・ソレンセンのマシンに、トランプのスローガンが掲載されたことがあるそうです。
Banned F2 racer Ferrucci tried to run Trump slogan on his car – racefans.net