デイリーF1ニュース(2018年7月14日)ルノー、ドイツGPから新フロントウイング

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ルノー、ドイツGPから新フロントウイング
  • ウィリアムズはFW41をあきらめていない
  • ホッケンハイムにも3つめのDRSゾーンを設置

それではご覧ください。


ルノー、ドイツGPから新フロントウイング

ルノーは中高速コーナーでのコーナリング性能を向上させるため、ドイツGPから新しいフロントウイングを導入します。

「コーンエリアとフラップエリアが、少し異なって見えるだろう」と語るのは、ルノーのテクニカル・ディレクターであるニック・チェスターです。

「わずかに異なる特性を持っているので、コーナーエントリーにおける、中速コーナーと高速コーナーとの間の偏りが少し変わると思う」

「我々にとっては興味深いテストだ。上手く行けばパフォーマンスの向上をもたらすが、多くの場合フロントウイングの特性を変更するときには、実際にそれをテストするまでハッキリと確認することはできない」

今シーズンも中盤戦に差し掛かり、ルノーの視線も来年に向き始めているようです。
今後はメジャーなアップデートが徐々に少なくなっていくのだとか。
その理由についてフォスターは、「(来年の)リードタイムのためだ」と説明します。

「風洞で別のフロントウイングを作っていたとする。我々がそれを開発し、設計に時間を費やし、構築するのは、今年の非常に遅い時期になる」

「今後はいくつかの調整があるかもしれない。しかし新しいものを作るよりも、むしろ調整する方を選ぶだろう」

ルノーはコンストラクターズ・ランキングで現在4位につけていますが、5位ハースとのポイント差は19しかありません。
今回のアップグレードで後続をキッチリ突き放せないと、シーズン終盤戦に巻き返される可能性もありそうです。

Renault heads to Hockenheim with new front-wing development – f1i.com

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ウィリアムズはFW41をあきらめていない

明らかな失敗作であるウィリアムズ・FW41ですが、同チームの最高技術責任者であるパディ・ロウは、FW41で導入した新しい空力コンセプトを諦めていないようです。

「この車で出来る限り最善を尽くしていくつもりだ」とロウ。「我々は歩み続けている。我々はこの車に関連するだけでなく、来年にもっとつながるように、これらのステップを踏んでいく」

「現在の車でも、来年に関連した仕事をますますしていく。来年と同じように、今年の現行車でも作業することができるため、何かを止めるという意味ではない」

ちなみに新型リアウイングに起因する、DRS使用直後にダウンフォースが失われる現象については、旧型のセットアップに戻すことで対応したそうです。

ウィリアムズはすぐにでも競争力を取り戻さなければならないのに、来年もキープコンセプトで行くというのはどうかしていると思います。
今年の車で少しでも光明が見え始めているならともかく、暗中模索の状態ですからね。

Williams not giving up on 2018 F1 car concept – racefans.net

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ホッケンハイムにも3つめのDRSゾーンを設置

By Sentoan [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、ホッケンハイムリンクにも3つめのDRSゾーンを設置することを認めました。

新しいDRSゾーンは、コントロールラインのあるメインストレートに設置されます。
これまでのDRSゾーンはターン1~2の間と、ヘアピン前の区間にありました。

これによりメインストレートからヘアピンまでの区間がほぼDRSゾーンとなるため、オーバーテイクの増加が期待されますが、シルバーストンでは3つめのDRSゾーンがあまり機能していませんでした。
ホッケンハイムではどうなるのでしょうか。

Whiting confirms three DRS zones for German GP at Hockenheim – crash.net

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