デイリーF1ニュース(2018年9月1日)エリクソン、DRSのトラブルで大クラッシュ!
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- イタリアGP FP1・FP2の結果
- エリクソン、DRSのトラブルで大クラッシュ!
- フェラーリCEO「ライコネンの去就は決まっていない」
それではご覧ください。
イタリアGP FP1・FP2の結果
トロロッソ・ホンダは、雨となったFP1でこそブレンドン・ハートレーが4位、ピエール・ガスリーが6位と上位につけたものの、ドライのFP2では下位に沈んでしまいました。
ただしベスト・オブ・ザ・レスト(3強以外のチームの最上位)であるエステバン・オコン(フォース・インディア)までは、コンマ5秒ほどの差しかありません。
あと少しタイムアップできれば、入賞を争えるはずです。
雨が降ってくれたら番狂わせが起こると思うんですけどね。
エリクソン、DRSのトラブルで大クラッシュ!
マーカス・エリクソン(ザウバー)が大クラッシュを喫してしまいました。
ホームストレートエンドでDRSが閉じないというトラブルが発生したためです。
そのせいで彼の車はコントロールを失い、側壁に激突。
事故直前に320km/h以上もの速度が出ていた彼の車は、パーツを撒き散らしながら何度も横転し、ようやく停止したのは1コーナーのはるか先でした。
幸いなことにエリクソンは無事だったものの、実はチームメイトのシャルル・ルクレールにも、同様の症状が出ていたそうです。
「私にも同じ問題がありました」とルクレール。「しかし、私は少し幸運でした。マーカスよりも少しだけ早くDRSが閉じたのです」
ザウバーチームはDRSの問題点を既に発見しており、土曜日のセッションまでに改善する予定です。
これによりパフォーマンスが多少犠牲になるそうですが、仕方がないでしょう。
Source: Sauber to make further DRS changes after Ericsson crash – racefans.net
フェラーリCEO「ライコネンの去就は決まっていない」
フェラーリのCEOであるルイス・カミッレーリは、キミ・ライコネンの去就について「まだ決断を下していない」と明かしました。
「我々が決断を下すときに、期限というものはない。あなた方は2番めに知ることになるだろう」
「私はキミをよく知っている。彼は長きにわたる親愛なる友人だ。(しかし)意思決定プロセスに関しては、チームの決定だ」
「マウリシオ(アリバベーネ)がチームのプリンシパルだから、最終的には彼が決断を下すだろうが、我々は議論するつもりだ。準備が整ったら、我々は彼(ライコネン)に伝えるだろう」
当のライコネンは、「10年前とは違う走りをしているとは思わない」と語っており、やる気を見せています。
実際、今シーズンのライコネンは好調ですし、チームメイトのセバスチャン・ベッテルとの仲も良好なので、フェラーリから放出する積極的な理由はありません。
ライコネンの後任候補であるシャルル・ルクレールは、今年ルーキーとしてデビューしたばかりです。
2年目にいきなりフェラーリへと移籍し、ベッテルのチームメイトとしてレースするのは、才能豊かな彼であってもかなりハードでしょう。
ルクレールがベッテルに圧倒されてしまえば「ベッテル以下」「チャンピオンの器ではない」と言われてしまいますし、ベッテルと互角に走れても、チーム内の政治抗争(フェラーリのお家芸でもある)に巻き込まれるのがオチです。
もう少し経験を積んでからでも遅くはありません。
来年はライコネンでいくのが無難だと思います。
Source: No decision on Raikkonen says Ferrari CEO – pitpass.com
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