デイリーF1ニュース(2018年8月30日)ベッテル、やらかす

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース
本日のニュースは以下の3本です。

  • ベッテル、やらかす
  • ペレス「リカルドはルノーで苦労する」
  • ピレリ、新タイヤ名称による混乱を懸念

それではご覧ください。


ベッテル、やらかす

イタリア・ミラノ市内で行われたF1の公式デモ走行で、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がクラッシュするという事態が発生しました。


このイベントに参加したのはフェラーリザウバーの2チームで、それぞれのチームのレギュラードライバー計4人が出席していました。

今回のようなデモンストレーション用のコースは、F1マシンが走るには狭すぎたようです。
壁の高さも低いため、コクピットのベッテルからは見えづらかったのでしょう。

デモ走行でマシンをクラッシュさせたドライバーは、ベッテルだけではありません。
過去には小林可夢偉やパストール・マルドナードなどが、同様の事故を起こしています。
前者はウェット路面、後者はバンピーな路面が原因だったようです。

Source: Vettel crashes Ferrari during Milan demo – racefans.net

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ペレス「リカルドはルノーで苦労する」

セルジオ・ペレス(フォース・インディア)が、来季からルノーに移籍するダニエル・リカルドについて「とても興味深い」と話しています。

「ミッドフィールドで彼のような人を持つことは、ミッドフィールドが現時点でどれほど手強いかを示していると思う」とペレス。

「来年も今年と同じく、ミッドフィールドがかなり接近しているなら、彼は競争の激しいバトルを数多く楽しむことが出来るだろう」

「彼がヒュルケンベルグと走るのも面白い。なぜなら彼はニコと一緒に苦労することになると思うからだ」

ペレスはニコ・ヒュルケンベルグと、2014~2016年までチームメイトでした。
そのためヒュルケンベルグの実力を、ペレスは知り尽くしています。

そのペレスが「リカルドとニコが一緒に苦労することになる」と分析しているのは興味深いですよね。
ヒュルケンベルグに対して、リカルドの実力が抜きん出ているわけではないと、ペレスは見ているのですから。

リカルドはこれまでに7勝しているドライバーですが、ヒュルケンベルグの4倍とも言われる年俸は、いくらなんでも多すぎです。
ヒュルケンベルグは、給与ほどの差が無いということを証明しようと、必死に努力するでしょう。

リカルドは多額の年俸がもらえるものの、勝てるマシンが手に入る可能性は非常に低いですし、ヒュルケンベルグと同等の成績しか残せなければ、評判を失うことになります。
リカルドにとって来年は正念場になるはずです。

Source: Perez predicts 'hard time’ for Ricciardo alongside Hulkenberg – f1i.com

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ピレリ、新タイヤ名称による混乱を懸念

来季からタイヤ名称は、「ハード」「ミディアム」「ソフト」の3種類だけとなります。
ファンにとってわかりやすくするためです。

といっても、コンパウンドまで3種類になるわけではありません。
ピレリマリオ・イゾラは、来季のコンパウンドが「5~6種類」が理想だと述べています。

つまり各レースに持ち込まれるコンパウンドはそれぞれ異なるものの、便宜上、一番硬いものを「ハード」、中間を「ミディアム」、最も柔らかいものを「ソフト」と呼ぶように変更するということです。
ソフトタイヤの中身が、今年で言うところのスーパーソフトだったり、ウルトラソフトだったりしても、そのGPで一番柔らかいのならば「ソフト」と呼ばれるようになります。

しかし、テストのときはそうはいきません。
全てのコンパウンドが持ち込まれるのが常だからです。

「シーズン前のテストでは、混乱を生じることが想像できる」とイゾラ。「しかし、うまくいけば、我々は3つのコンパウンドを持つレースでそれ(混乱)を修正する」

「テスト中は、可能な限りの情報を、あなたや観客、そしてファンを提供しようとしている。それは過去に比べてアプローチの完全な変化だ。一部の人々は今、白がミディアムであり、黄色がソフトであることなどを認識している。我々は少し変化している」

チーム側は「プライム」だの「オプション」だのと呼んでいることも、ファンの混乱に拍車をかけています。
ピレリ側としては、チームにもミディアム、ソフト、ハードという3種類の呼称で統一してもらおうと考えているようですが、難しいかもしれません。

Source: Pirelli hopes F1 teams will use new tyre names in 2019 – racefans.net

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