デイリーF1ニュース(2018年9月14日)ライコネンのチームメイトは誰になるのか?

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本日のニュースは以下の4本です。

  • シンガポールGP FP1・FP2の結果
  • ライコネンのチームメイトは誰になるのか?
  • バンドーン、インディカー転向の可能性を認める
  • フェルスタッペン、ハミルトンを批判

それではご覧ください。


シンガポールGP FP1・FP2の結果

FP1の結果(クリックで拡大)

FP2の結果(クリックで拡大)

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ライコネンのチームメイトは誰になるのか?

シンガポールのパドックでは、フェラーリキミ・ライコネンザウバー移籍に、関与していないという情報が流れているそうです。
つまりフェラーリがドライバーを指名する権利を行使したわけではない、ということになります。

では、誰がライコネンのチームメイトになるのでしょう?
有力視されているのは、フェラーリでテストドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィです。

アントニオ・ジョビナッツィ

ジョビナッツィはシャルル・ルクレールと同じく、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の出身ですが、F1デビューはルクレールよりも1年早い2017年でした。
シーズンオフのイベントで怪我をしたパスカル・ウェーレインの代役として、ジョビナッツィはザウバーからF1デビューを果たしたのです。

ジョビナッツィは2017年の開幕戦オーストラリアGPでこそ快走を見せたものの、続く中国GPでは週末に2度の大クラッシュを喫してしまい万事休す。
それ以降はテストドライバーとして、ハースなどからFP1に出走するだけでした。

一方、今年ザウバーからデビューしたルクレールは、来年からフェラーリのステアリングを握ります。
つまりジョビナッツィは、出世レースで後輩に追い抜かれてしまったわけです。
ジョビナッツィとしては、期するものがあるでしょう。

現ドライバーのマーカス・エリクソンは、ザウバーの所有者であるロングボウ・ファイナンスと親しい関係にあると言われていますが、そのロングボウのザウバーに対する影響力は、アルファロメオ=フェラーリの介入で減りつつあるのだそうです。

ストフェル・バンドーンもザウバーのドライバー候補だと言われています。

かつてGP2のARTグランプリでタイトルを獲得したときに、同チームのマネージャーだったフレデリック・ヴァスールが、今はザウバーを率いているからです。
また、バンドーンのマネージャーであるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビも、ザウバーの取締役を務めています。

ヴァスールはバンドーンの起用に否定的なコメントを以前出していましたが、それがチーム全体の意思かどうかはわかりません。

Source: Giovinazzi to partner Raikkonen at Sauber? – pitpass.com

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バンドーン、インディカー転向の可能性を認める

マクラーレンからの離脱が既に確定しているストフェル・バンドーンですが、シート探しは難航しています。
現状の移籍市場は完全な買い手市場であり、1つのシートを多数のドライバーが争っている状況だからです。

バンドーンは「F1に限らず、数多くの話が明らかにあった」とコメント。
他カテゴリーからも話があったことを認めました。

「F1のドアが閉まるまでは、全ての選択肢を開いたままにしておく必要がある。来年は可能性のある興味深いプロジェクトがあるが、現時点では何もできず、私はまだフリーエージェントのままだ」

バンドーンが懸念しているのは、インディカーの安全性です。
今年のポコノ500では、ロバート・ウィギンズが重傷を負いました。
脊髄などを損傷した彼は、今も治療を受けています。

「それ(インディ500)は間違いなく世界で最大のイベントの1つであり、もしそこで競争する機会があり、勝利のために戦うことは、おそらく非常に特別なものだと私は思う。しかし、同様に多くのリスクが関与している。リスクを冒す準備ができている必要がある」

また「レースドライバーとして走る機会が無ければ、何らかの形でF1に関わっている方が良い」とも述べており、リザーブや開発ドライバーとしてF1に残る選択肢も検討しているようです。

Source: Vandoorne open to IndyCar switch for 2019 – racefans.net

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フェルスタッペン、ハミルトンを批判

マックス・フェルスタッペンが、ルイス・ハミルトンの発言を「真実ではない」と批判しました。
レッドブルは来季の開発に集中するために今年のマシン開発をもう止めたと、ハミルトンがコメントしたからです。

「彼がどう知ったのかは知らないが、それは真実じゃない」とフェルスタッペン。

「現実的に見ると、僕たちは昨年よりも力を失っていると思う。セブ(ベッテル)と比較して、予選では既に0.3秒差になっている。それ(優勝)は難しいだろうけど、可能性はまだある」

「僕たちの車は本当に良いと思う。良くなったエンジン(Cスペック)から、もう少しをパワーを抽出できることを願っている。最高の結果を得るために、僕たちはハードにプッシュするだろう」

一般的には、ハミルトンの見解の方が正しいと言えます。
レッドブルはコンストラクターズランキングで上位2チームに大きく離されていますし、後ろとも点数差があるので、今年のマシンを積極的に開発する意義が無いからです。

Source: Verstappen: Hamilton wrong to say we’ve stopped developing car – racefans.net

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