ポールスター2 ボルボが放つテスラ・モデル3への刺客

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ボルボのパフォーマンスブランドで、現在は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHEV)を開発しているポールスターが、テスラ モデル3の対抗馬となる、コンパクトで比較的安価なEVファストバック「ポールスター2」を発表しました。

今回はポールスター2の概要についてご覧ください。


ポールスター2の概要

エクステリア

ポールスター2のエクステリア

ヘッドライトはボルボ的だが、フロントグリルはポールスター独自のデザインだ。

意外と角ばっている。

車高を高くしたファストバックの4ドアクーペといった感じだ。

ボルボのコの字型テールランプが、左右連結されたようなデザイン。

テールランプは立体的な作り。

真後ろから見ると、車高の高さがよくわかる。

ポールスター2は、4ドアのファストバックです。
雷神トールの持つハンマーをモチーフにしたT字型のデイタイムランニングライトなど、細部にはボルボの意匠が見られますが、顔つきはポールスターならではのものとなっています。
EVでよくあるグリルレスのデザインではないのも特徴と言えるでしょう。

ポールスター2は、かなり車高が高いです。
ブラックのフェンダーモールも装着されており、SUVのデザインモチーフも取り入れられているものの、SUVほどボディは大きくなく、4ドアクーペに近いフォルムとなっています。

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インテリア

ポールスター2のインテリア。シンプルだが質感は高そうだ。

センターコンソールには11インチの巨大なタッチスクリーンが鎮座する。

セレクターレバー周辺もシンプルそのもの。

デジタル・インストゥルメントは視認性が良さそうだ。

シートはやや大柄。センターコンソールはハイデッキ仕様だ。

内装はシンプルそのものです。
それゆえセンターコンソールに設置された、11インチのタブレット型タッチスクリーンが際立っています。
Androidのインフォテイメントシステムが搭載されているため、Androidのアプリや、Googleの様々なサービスが利用できるそうです。

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シャシー

ボルボ XC40にも使われている、CMAプラットフォームが採用されています。
ただしバッテリーがフロアマウントされているため、内燃機関(ICE)を搭載する他のCMAプラットフォーム車よりも剛性が高く、ロードノイズも3.7dB低いそうです。

ポールスター2には、オーリンズ製のショックアブソーバーや、ブレンボ製のブレーキ、20インチ鍛造ホイールなどを追加できる「パフォーマンスパッケージ」というオプションも用意されています。
このパッケージを装着すると、シートベルト、ブレーキキャリパー、バルブキャップがゴールドカラーになるそうです。

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パワートレイン

ポールスター2は、2つの電動モーターを搭載しています。
システム出力は300kW(408ps)・660Nmです。

バッテリー容量は78kWhで、航続距離はWLTP基準で500km、米国EPA基準でも443kmとのことですから、実用する上で不便を感じることはないでしょう。

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価格・発売日

ドイツでの開始価格は、39,900ユーロだそうです。
記事執筆時点のレートで日本円に単純換算すると、およそ503万円からとなります。
航続距離の長さとパフォーマンスを考えると、かなり競争力のある価格です。
ただし最初の12ヶ月間は、59,900ユーロで提供される「ローンチエディション」のみが販売されるそうです。
また、サブスクリプションサービスも導入されます。

生産は2020年初頭から、中国で開始される予定です。
最初に発売される市場に日本は含まれていませんが、日本ではボルボ車が人気なので、ポールスター2もいずれ導入されると思います。

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