VWの電動デューンバギー(ビーチバギー)コンセプト
1960年代のアメリカ・カリフォルニアでは、フォルクスワーゲン(VW)ビートルのシャシーをベースにした、デューンバギー(平地用のものはビーチバギーとも言う)が流行っていました。
そのような経緯があったため、VW自体も、up!をベースにした「バギーup!」というコンセプトカーを発表したりと、自然発生したバギー文化を、逆に取り入れる姿勢を見せてきました。
そんなVWが、電気自動車(EV)のデューンバギー・コンセプトを、ジュネーブ・モーターショーで発表するそうです。
今回は新しい時代のデューンバギーについて、現在判明している情報をお伝えします。
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VW 電動デューンバギー・コンセプトの概要
フォルクスワーゲン・デザインのエグゼクティブ・ディレクターであるKlaus Bischoff は、バギーを「車以上のもの」だと力説しています。
「それは4輪のエネルギーと活力です。これらの属性は新しいe-buggyによって、古典の現代的でレトロではない解釈がどのように見えるか、そして何よりも、電動モビリティが感情的なつながりを作り出せるかを具現化しています」
この電動バギーは、単なるデザインスタディではありません。
VWのEV用プラットフォームである「MEB」が用いられているからです。
コンセプトカーのような特殊な車に、量産プラットフォームであるMEBが使えるということは、MEBの柔軟性を示すだけでなく、少量生産のニッチな車の開発を促進する可能性も秘めています。
ちなみに初代ビートルのシャシーを用いたワンオフもしくは少量生産の車は、1980年代までに全世界で25万台も生産されたそうです。
元祖デューンバギーのように、MEBをベースにした面白い車が、将来出てくるかもしれません。
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