フォード マスタング マッハE マッスルカーが電動SUVに生まれ変わった!
フォードがマスタング マッハEを発表しました。
マスタングといえばマッスルカーの代名詞ですが、マッハEはSUVで、しかも電気自動車(EV)です。
しかしマスタングの速さはマッハEにも受け継がれています。
今回はマスタング マッハEの概要と画像をご覧ください。
フォード マスタング マッハEの概要
エクステリア
EVということで、マッハEにはエンジングリルがありません。
ヘッドライトはあまりマスタングっぽくありませんが、馬のエンブレムのおかげでかろうじてマスタングだと認識できます。
サイドから見ると典型的なクーペSUVに見えますが、ブラックアウトされている実際のルーフ部分は、ボディ同色のCピラー部分ほど傾斜しているわけではありません。
一時期Cピラーを黒く塗ってルーフを浮かせて見せる「フローティングルーフ」という手法が流行りましたが、マッハEはそれを逆にしたようなデザインです。
テールランプは縦3本ラインなので、ひと目でマスタングだとわかります。
インテリア
15.5インチの縦型タッチスクリーンを装備しています。
次世代型の「SYNC」というインフォテイメントも搭載されており、ドライバーの好みを学習してパーソナライズされた提案を行うことが可能です。
オンラインによるアップデートにも対応しています。
バングアンドオルフセンの10スピーカーサウンドシステム、アンビエントライト、パノラミックルーフなどはオプションです。
ラゲッジスペースは5名乗車時821リッター、後席を倒せば1688リッターまで拡大できます。
また、フロントボンネット下にも136リッターの荷室が用意されています。
パワートレイン
バッテリー容量は、スタンダード・レンジが75.7kWh、エクステンデッド・レンジが98.8kWhとなっています。
スタンダードでもかなりの大容量です。
航続距離やパワー・トルクは、グレードやバッテリー容量(Std or Ex)、後輪駆動(RWD)モデルか全輪駆動(AWD)モデルかで変化します。
詳しくは以下の表をご覧ください。
グレード | 駆動方式 | 出力(ps) | トルク(Nm) | 航続距離(km) |
---|---|---|---|---|
Select(Std) | RWD | 259 | 414 | 370 |
AWD | 565 | 338 | ||
Premium(Ex) | RWD | 286 | 414 | 483 |
AWD | 338 | 565 | 435 | |
California Route1 | RWD | 286 | 414 | 483 |
First Edition | AWD | 338 | 565 | 435 |
GT | AWD | 465 | 830 | 378 |
パフォーマンスは、最速のGTグレードで0-96km/hが3秒半だそうです。
フォードはポルシェ マカンターボより速く、911 GTSに匹敵すると主張しています。
充電
DC急速充電を使用すれば、スタンダード・レンジのマッハEのバッテリーを10%から80%までチャージするのに、約38分しかかからないそうです。
また、車載のフォード・モバイルチャージャー(240V)での充電でも、1時間あたり22マイル(約35.4km)分の電力をチャージできるとフォードは主張しています。
価格・発売日
エントリーグレードの「Select」は、43,895ドルからです。
アメリカでは、EVは最大7,500ドルの税額控除を受けられるので、実質的には3万ドル台で購入できるEVとなります。
デリバリーは2020年後半からになりそうです。
フォードは日本から撤退してしまったため、マッハEが日本に導入されることはありませんが、日本車の強力なライバルとなることは間違いありません。
これに刺激を受けて、日本の自動車メーカーから魅力的なEVが登場することに期待したいですね。
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