ロータス エヴォーラGT4コンセプト 軽さ、パワー、空力と三拍子揃ったレーシングカー
ロータスがエヴォーラGT4コンセプトを公開しました。
新しいGT4レースカーのコンセプトモデルです。
今回はエヴォーラGT4コンセプトの概要をご覧ください。
エヴォーラGT4コンセプトの概要
エクステリア
フロント周りはロードカーのエヴォーラ GT430と同じデザインですが、カナード(取り外し可能)やバンパー内部に設置されたブレーキダクト、そしてフェンダー上部に設けられたルーバー、4ベーンのリアディフューザー、そして調節可能なフラットプレーンのリアウイングなどが、GT4コンセプトならではの部分です。
軽量化のため、フロントおよびリアのバンパー、ルーフ、エンジンカバー、リアクォーターパネル、ディフューザー、リアウイングなどは、全てカーボンファイバー製のものに置き換えられています。
ドアガラスもプラスチックですし、バッテリーも鉛電池からリチウムイオンとなり、ホイールも軽量な鍛造アルミニウムです。
これらの軽量化により、エヴォーラGT4コンセプトの車重は1,200kgに抑えられています。
インテリア
8点式ロールケージ、6点式シートベルト、HANSに対応したシート、FIA準拠のキルスイッチ、消火器などの装備により、ドライバーの保護は万全です。
また、データロガーとアラートの表示が可能な6インチTFTカラースクリーンも装着されています。
シャシー
基本構造はロードカーのエヴォーラと同じです。
つまり軽量なアルミ押出し形をエポキシで接着して、リベット止めした高剛性なシャシーが使われています。
ロードカーと異なるのは足回りです。
ダブルウィッシュボーンサスペンションのアームは軽量かつ高剛性な鍛造アルミに変更されていますし、ショックアブソーバーも2Way調整可能なものとなっています。
スタビライザーもチューブ状のものに変更されました。
ブレーキも強化され、ディスク径はフロント380mm、リア355mmとなっています。
キャリパーは4ピストンで、ブレーキパッドはもちろんモータースポーツ用のものです。
パワートレイン
エンジンはトヨタ製の3.5リッター・V型6気筒スーパーチャージドです。
パワーは456ps、トルクは510Nmを発生します。
パワーウエイトレシオは2.63です。
トランスミッションは6速シーケンシャルで、パドルシフト付きです。
トルセンLSDが装着されており、最高速は274km/hとなっています。
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