MINIがミッドシップスポーツを計画中!?
MINIがミッドシップのスポーツカーを開発するかもしれません。
ブランドの顔となるようなハローカー(halo car)が必要だと、MINIは考えているようです。
ハローカーとは?
ハローカーとはブランドのシンボルとなるような車のことです。
ポルシェなら911、フォードならマスタング、スバルならWRXが該当します。
ハローカーはスポーツカーであることがほとんどです。
そのブランドが持つ技術の最高到達点を示すためには、高性能車であったほうが都合が良いからです。
もちろんハローカーがスポーツカーではないこともあります。
例えばトヨタの場合は、「プリウス」が長らくハローカーの座にありました。
ハイブリッドが先進的な技術であったためです。
MINIにハローカーが必要な理由
昨年(2019年)、BMWグループ(BMW, MINI, ロールス・ロイス, BMWモトラッド)は全世界で250万台もの車を販売し、売上の新記録を樹立しました。
とくにBMW Mの売上は、前年比で32%も増加したそうです。
ところがMINIの世界販売だけは、前年比-4%と減少してしまいました。
MINIにはJCW GPというホットハッチが既にあるものの、アルピーヌ A110のようなコンパクトなスポーツカーに、真正面から対抗できる車ではありません。
そこでMINIブランドのミッドシップ・スポーツが必要になってくるわけです。
EVのMINIエレクトリックもハローカー候補として考えられますが、EVはすでに珍しいものではありませんから、ミッドシップ・スポーツほど人目を引くことはないでしょう。
MINIのミッドシップ・スポーツはどんな車になるのか?
MINIのコミュニケーション責任者であるAndreas Lampkaは、「エンジニアたちにもう少し時間とリソースを与えると、彼らはミッドエンジン車を思いつきます」とコメントしました。
ミッドシップ車は前輪駆動車からコンポーネントを流用しやすいということが念頭にあると思われます。
ただしミッドシップ風のキャブフォワードなフォルムであっても、ICE(内燃機関)を搭載するとは限りません。
かつてMINIが発表したコンセプトカー「MINI スーパーレッジェーラ・ヴィジョン・コンセプト」は、EVを想定していました。
燃費の悪いスポーツカーは、CO2排出規制をクリアする障害となり得ます。
EVのスポーツカーならばその心配もありませんから、ハローカーとしてふさわしいモデルになるはずです。
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