アメリカの自動車顧客満足度調査でレクサスが1位に! 他の日本車ブランドは?
アメリカの自動車顧客満足度調査において、レクサスが1位を獲得しました。
メルセデス・ベンツやアウディを抑えての戴冠です。
では、その他の日本車ブランドはどうだったのでしょうか。
今回はAmerican Customer Satisfaction Index(ACSI)の内容を見ていきます。
American Customer Satisfaction Index(ACSI)
昨年はボルボと同率1位だったレクサスですが、今年は単独のトップとなりました。
2位のメルセデス・ベンツは、昨年よりも満足度を高めた数少ないブランドの1つです。
3位はアウディの他、BMWやホンダなど計7ブランドが並んでいます。
3位以内にランクインしたブランドはほとんどが高級車ブランドで、大衆車ブランドはホンダとスバルだけでした。
トヨタはキャデラックと並んで4位にランクインしています。
マツダはフォードなどと同率の8位、三菱は9位、日産は10位と振るいませんでした。
特に日産は昨年から-6%も満足度が低下しています。
アメリカンブランドで5位以内に入ったのはリンカーンとキャデラック、シボレー、そしてフィアット・クライスラーのトラックブランドであるRamだけで、概ね低調でした。
とくにフィアット・クライスラーの3ブランド(ジープ、ダッジ、クライスラー)は、最下位付近に固まっています。
トランプ大統領は輸入車に対して関税を導入しようと躍起になっていますが、当のアメリカ人ですら、母国アメリカの自動車メーカーに満足していないのが現状です。
J.D.Powerの初期品質調査ではトップを独占している韓国車ブランド(ヒュンダイ、キア)ですが、満足度調査では下位に沈んでいます。
満足度調査では高級車ブランドが上位に来る傾向があるので、ヒュンダイの高級車ブランドであるジェネシスが躍進する可能性もありますが、販売台数が少ないためか、All Othersの項目にまとめられてしまっているようです。今後に注目ですね。
その高級車ブランドの中で最下位だったのは、アキュラでした。
今年はインフィニティが大きく順位を上げたので、ブランド再建中のアキュラも、来年はジャンプアップするかもしれません。
2019年は全体的に満足度が低下した年でした。
新車の平均販売価格が37,000ドルと高騰していることも影響しているのでしょう。
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