フェラーリ ローマ フロントにV8を搭載する新型GTカー
フェラーリが新型GTカー「ローマ」を公開しました。
フロントミッドにV8を搭載するのクーペです。
今回はフェラーリ ローマの概要と画像をご覧ください。
更新情報
新しい画像を追加し、ページ内容を追記しました。(2019/12/20)
フェラーリ ローマの概要
エクステリア
画像はクリック(スマホの場合はタップ)で拡大できます。
エクステリアは50~60年代のイタリア車のデザインにインスピレーションを受けており、低いボンネット、長いノーズ、そしてテールエンドに向かって急降下するルーフラインなどは、かつてのフェラーリ 250GTを思わせるものです。
一方でフロントグリルやLEDヘッドライト/テールライト、フラッシュドアハンドル(ポップアップ式ドアハンドル)などは、近未来的な印象を生み出しています。
エレガントなデザインのローマですが、空力面にも抜かりはありません。
250km/h走行時のダウンフォース量は、ヴォルテックスジェネレーターやアクティブリアスポイラーの効果により、ポルトフィーノと比較して95kgも増えているそうです。
ボディサイズ
寸法(mm)と重量(mm) | |
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全長 | 4,656 |
全幅 | 1,974 |
全高 | 1,301 |
ホイールベース | 2,670 |
乾燥重量 | 1,472 |
数値は欧州仕様車のもの。
インテリア
プレスリリースによると、フェラーリ ローマは「2+クーペ」なのだそうです。
これの意味する所は不明ですが、もしかすると後部座席がオプションで用意されるのかもしれません。
インテリアはハイデッキセンターコンソールが特徴です。
メーター類は16インチのデジタル・インストゥルメントとなっています。
中央の8.4インチタッチスクリーンは縦長のポートレイトスタイルで、助手席側にも8.8インチのスクリーンを追加することが可能です。
マネッティーノの設定は5種類(コンフォート、スポーツ、レース、ウェット、ESCオフ)用意されています。
インテリアを構成するマテリアルは、Frauレザー、アルカンターラ、クロームアルミニウム、そしてカーボンファイバーなどです。
シャシー
コンポーネントの70%が新設計され、最新の軽量化技術と生産技術が採用されています。
サイドスリップコントロール6.0は、電子制御ディファレンシャルのE-Diff、トラクションコントロールのF1-Trac、ダンピングコントロールのSCM-E Frs、ブレーキ圧を制御するフェラーリダイナミックエンハンサーなどを統合するものです。
運転支援システムが充実したことも特筆すべきでしょう。
アダプティブクルーズコントロールやプリクラッシュブレーキ、レーンディパーチャーウォーニング、交通標識認識、ブラインドスポット検知、リアクロストラフィックアラート、サラウンドビューカメラなどが搭載されています。
パワートレイン
エンジンはポルトフィーノと同じく3.9リッター・V型8気筒ガソリンツインターボですが、カムプロファイルが新しくなり、タービンの回転数をより高回転まで測定できる新しい速度センサー、そしてガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)などが追加されています。
最高出力は620ps / 5,750 – 7,500rpm、最大トルクは760Nm / 3,000 – 5,750rpmです。
トランスミッションはSF90ストラダーレで初採用された新型8速DCTの派生品で、より長いギア比に変更され、リバースギア(SF90ストラダーレは電動モーターで代用している)が追加されています。
ちなみにこの8速DCTは、以前の7速DCTよりも6kg軽量です。
ローマには可変ブーストマネジメントが採用されています。
これは各速ギア比に最適なトルクを生み出すべく、ブースト圧をコントロールするものです。
より高いギアで長いギア比を使えるようになり燃費が向上した他、低いギアでは急激なトルク曲線とすることで、スムーズかつ一貫したピックアップ感覚を実現しています。
パフォーマンスは0-100km/hが3.4秒、0-200km/hは9.3秒、最高速は320km/hです。
価格・発売日
価格、発売日ともにまだ公表されていません。
なお、フェラーリ ローマには7年間の保証が付くそうです。
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