ポルシェ 911 Baja 964カレラを本格オフローダーに大改造!

チューニング

ラッセル・ビルト・ファブリケーションという会社が、ポルシェ 911(タイプ964)を、ラリーレイド風のオフロードマシンに改造しました。
ポルシェは80年代に959でパリ・ダカールラリーを席巻しましたが、そのポルシェが90年代もワークス活動を続けていたらこんなマシンを送り出していたはず、という想定で作られたのが、この「911 Baja(バハ)」です。

今回は911 Bajaの概要をご覧ください。


911 Bajaの概要

エクステリア

画像はクリック(スマホならタップ)で拡大できます。

911 Baja

フロント周りにはラリーカーらしく補助灯が並ぶ。

ヘッドライト点灯時はこんな感じ。

最低地上高はかなり高い。どんな荒れ地でも乗り越えていけそうだ。

超ワイドなフロントフェンダーの後方には、ホイールハウスの空気を引く抜くためのダクト。

タイヤはトーヨータイヤのToyo Open Country A / T Ⅱを履く。ホイールは15インチ。

窓は競技車両でよく見るタイプ。

めくれ上がったかのようなリアウィングが面白い。

リアフェンダーのボリューム感は当代随一。

ちょんまげみたいなハイマウントストップランプがかわいい。

いかついバンパーがヘビーデューティースペックであることを主張している。

ワイドフェンダーやラリースタイルのボンネット、軽量なドア、そしてルーフに至るまで、全てのボディワークはコンポジット製です。
これにより180kg以上も軽量化され、車重は1,270kgに抑えられています。

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インテリア

911 Bajaのインテリア

スパルコ製のステアリングホイール。ヘアライン仕上げが美しい。

車両の状態はMotecのインストゥルメントで確認できる。

シートはスパルコのSPX。材質はカーボンだ。

6点式ハーネスで体をがっちりとホールドすれば、砂丘のジャンプもへっちゃらだ。

足元はあまり広くないが、ヒール・アンド・トゥはしやすそう。

シフトレバーはシンプルそのもの。

デフや前後ブレーキバランスはダイヤルで調整可。

整然とならぶスイッチ類がいかにもラリーカーらしい。

サイドバーはこれでもかと補強されている。ドアの内張りも手が込んでいる。

ジャングルジムみたいなロールケージ。これだけ固めてあれば横転しても安心だ。

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シャシー

911をヘビーデューティーなオフローダーに変えるため、シャシーとサスペンションの両方が強化されています。
トレッド幅が355.6mm(14インチ)拡大され、ホイールベースも76.2mm(3インチ)延長されたことで、ハンドリングと安定性が向上しています。

フロントエンドのストラクチャーは4130クロモリ鋼で製作されており、クラッシュ等で破損したときには素早く交換できるようになっています。
サスペンションのロアアームも4130クロモリ鋼で作られていますが、アッパーアームは7075アルミ合金(超々ジュラルミン)製です。

コイルオーバーダンパーは3wayの調整式。
リアのスタビライザー(スウェイバー)はNASCAR式で、こちらも調整可能です。

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パワートレイン

エンジンはRothsport Racingが手掛けた3.8リッター・フラット6ガソリン自然吸気で、ストックから排気量が200ccアップされています。
内部パーツやスロットルボディ、インテークマニホールドなどがオリジナルに交換されているようです。
エンジンの制御はMotecで行われています。
最高出力は370ps(365bhp)、最大トルクは420Nmです。

ドライブトレインはカレラ4用のものをストックのまま流用しています。

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価格・発売日

価格は公表されていませんが、こういう車は顧客の要望次第でいくらでもお金をかけられるので、希望小売価格はないようなものでしょう。
デリバリーの時期に関しても同じようなものです。

ちなみに911 Bajaは、ロードカーとしてもレースカーとしてもオーダーできます。
こんな車が街を走っていたら話題になること請け合いです。

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